「生2つー」

「これ美味しいわ」

「なぁ、彩」

「ん?」

「最近どう?渡辺くんと」

「どうって別に」

「喧嘩とかしてへん?」

「してへんよ
てか岸野
母親みたいやな」

「うっさいな…
私は心配やねん
彩不器用すぎるし
きっと渡辺くんの優しさに甘えてる
部分もあるやろ」

「…まぁ」

「…ええわ
喧嘩は最近してへんねんな?」

「してへん」

「ならいいや
渡辺くんと相性ええんやな」

「はっ!?///何を突然!!」

「は?いや性格合うならええなって」

「あ、そっち…」

「そっちしかないやろ
何を間違え…彩
もしかして、渡辺くんとまだ…」

「…してへん」

「はぁ!?!?
2人で暮らしだして
結構経つやろ!!」

「まぁ」

「まぁって…そんな雰囲気には?」

「前までなってたけど
最近は…」

「アカン、アカンで彩
相手は高校生やで!
そういうことしたくてたまらん時期やのに」

「まぁ…そやな」

「やりたくないん?
彩って持ち帰りされてヤッたことも
あるやんな?
なんであかんの?」

「アカンわけとちゃうけど
今までとちゃうから」

「…あーそういうこと
また悪いくせか」

「…」

「さらに好きになって
依存するのが怖いってことね」

「…」

「ホンマに臆病やなー
渡辺くんに全部任し?そしたら
上手くいくやろ」

「…そう?かな」




「ただいま」

「おかえりー」

「お風呂入ってくる」

「うん」

いつもと変わらない優紀
安心感がある

「ほら寝るよ?」

「うん」

「おやすみ彩ちゃん」

優紀はいつも通り布団に行こうとする
でも今日はなんか嫌だ

「優紀」

「え、どした?」

「いっしょに…寝よ」

「っ///」

「ほ、ほら!来て!」

「あ、ちょちょっ…」

ドサッ

「彩…」

「優紀…ええ、よ?」

「え?」

「しても…いい」

「ええよ無理せんで
俺は全然」

「私がっ!…したいの」

「っ///」

「…」

「ふぅ…彩」

「な、なに?」

「…愛してるよ誰よりも」

「っ///うん」

「彩ちゃん可愛かったから
収まらへんかも…」

「へっ…それはちょっと」

「冗談っ

…でも、本気出すから」

「ハハハッ…」

「覚悟してや」

「は、いっ…」