特に依存したことはない
何に対しても
おもちゃや食べ物
友達や彼氏
いつかなくなっても構わない
この生き方をしてれば
自分は幸せだ
傷つくことがないから
だからこれでいい
「今日から担任になりました
山本彩です
英語科担当ですよろしく」
(彩ちゃーん!)
(彩ぁー!!!)
「こらーっ先生つけなさいよー」
(この1年最高)
(神かよ)
優しく、笑顔で、信頼のある先生
演じれば楽になる
逆らうような子もいないし
私のためだと自ら動いてくれる
いかに人を使うか
賢い生き方をしないといけない
「あれ?えっと渡辺くんは?」
(王子ならまだですよー)
「王子…?」
(知らないんですか!
渡辺くん王子って呼ばれてるんですよ)
(かっこいいしー優しいしー)
「そうなんやっ」
ミーハーな子らやな
「渡辺くんはなんで遅れるか知ってる?」
(多分女の子の相手ですよ)
(王子断れへんもんなー)
なんとなく分かった
王子って言うくせに態度は悪いらしい
ガラガラッ
「おはようございます」
(王子ーーー!!)
(渡辺くーんっ!)
「みんなおはよっ」
あー見たことある
たしか前に告白されて
笑顔で断ってた子だ
「渡辺くん授業始まるよ?」
「…」
「ッ!!」
無視!?なに、え?無視!?
さっきまで笑顔やったくせに
冷たい顔で見てくるし
なんなんこの子
「えっと…じゃあHRでは
前半の委員を…」
「…ムカつく」
「何怒ってんのー」
「渡辺優紀何あいつ」
「あー渡辺くんなぁ」
「態度悪いし
無視やで無視!」
「彩、声おっきい」
「あぁ…」
岸野は大学からの友達
唯一心を開いた人
「渡辺くんなんか
1年の時から態度悪かったみたいよ」
「へぇ」
「先生にだけ
何やろねー一体」
「どーでもいい
ただ面倒さえ起こさんかったらそれで」
「なぁ彩」
「なに?」
「彩って…たのしい?」
「…」
「そりゃ仕事もこなしてるし
彼氏もおるし、傍から見たら
幸せで充実してそうやのに
彩はなんか興味持ってない気がする」
「だから?」
「いや、辛くないんかなって」
「別に、執着心とかないしな
だからちゃうかな」
だからちゃうかな
(別れよ)
「うん」
(…なんやねん、やっぱりか
彩は結局俺のこと必要ちゃうもんな)
「…」
バシャンッ!!
「ムカつく」
だから、誰からも必要とされない
私自身しないから
私がいなくなったって彼はきっと
新しい彼女を作る
そして幸せになる
「それでいいやん…」
「悲しくないん」
「え?…あ」
目の前にいたのは
渡辺くん
コンビニ帰りだろう
袋を手に下げ私にハンカチを投げた
「渡辺くんっどしたんこんな所で」
「…怖」
「えー?」
「作り笑顔やめてくれへん
気持ち悪いし」
「ちょっと先生にそんな…」
「人形みたいやな…アンタ
じゃっ」
「は?え、ちょっと!
なに、なになになに…アイツ
ムカつく
ぜーーーったい従わさせてやる!」
何に対しても
おもちゃや食べ物
友達や彼氏
いつかなくなっても構わない
この生き方をしてれば
自分は幸せだ
傷つくことがないから
だからこれでいい
「今日から担任になりました
山本彩です
英語科担当ですよろしく」
(彩ちゃーん!)
(彩ぁー!!!)
「こらーっ先生つけなさいよー」
(この1年最高)
(神かよ)
優しく、笑顔で、信頼のある先生
演じれば楽になる
逆らうような子もいないし
私のためだと自ら動いてくれる
いかに人を使うか
賢い生き方をしないといけない
「あれ?えっと渡辺くんは?」
(王子ならまだですよー)
「王子…?」
(知らないんですか!
渡辺くん王子って呼ばれてるんですよ)
(かっこいいしー優しいしー)
「そうなんやっ」
ミーハーな子らやな
「渡辺くんはなんで遅れるか知ってる?」
(多分女の子の相手ですよ)
(王子断れへんもんなー)
なんとなく分かった
王子って言うくせに態度は悪いらしい
ガラガラッ
「おはようございます」
(王子ーーー!!)
(渡辺くーんっ!)
「みんなおはよっ」
あー見たことある
たしか前に告白されて
笑顔で断ってた子だ
「渡辺くん授業始まるよ?」
「…」
「ッ!!」
無視!?なに、え?無視!?
さっきまで笑顔やったくせに
冷たい顔で見てくるし
なんなんこの子
「えっと…じゃあHRでは
前半の委員を…」
「…ムカつく」
「何怒ってんのー」
「渡辺優紀何あいつ」
「あー渡辺くんなぁ」
「態度悪いし
無視やで無視!」
「彩、声おっきい」
「あぁ…」
岸野は大学からの友達
唯一心を開いた人
「渡辺くんなんか
1年の時から態度悪かったみたいよ」
「へぇ」
「先生にだけ
何やろねー一体」
「どーでもいい
ただ面倒さえ起こさんかったらそれで」
「なぁ彩」
「なに?」
「彩って…たのしい?」
「…」
「そりゃ仕事もこなしてるし
彼氏もおるし、傍から見たら
幸せで充実してそうやのに
彩はなんか興味持ってない気がする」
「だから?」
「いや、辛くないんかなって」
「別に、執着心とかないしな
だからちゃうかな」
だからちゃうかな
(別れよ)
「うん」
(…なんやねん、やっぱりか
彩は結局俺のこと必要ちゃうもんな)
「…」
バシャンッ!!
「ムカつく」
だから、誰からも必要とされない
私自身しないから
私がいなくなったって彼はきっと
新しい彼女を作る
そして幸せになる
「それでいいやん…」
「悲しくないん」
「え?…あ」
目の前にいたのは
渡辺くん
コンビニ帰りだろう
袋を手に下げ私にハンカチを投げた
「渡辺くんっどしたんこんな所で」
「…怖」
「えー?」
「作り笑顔やめてくれへん
気持ち悪いし」
「ちょっと先生にそんな…」
「人形みたいやな…アンタ
じゃっ」
「は?え、ちょっと!
なに、なになになに…アイツ
ムカつく
ぜーーーったい従わさせてやる!」