~♪

「ありがとうございました」

(キャーーーー!)
(彩ぁー!!!)

「ヘヘッ」



「彩すごいなぁー」

「由依」

「まーた満員御礼
ありがたいことでぇ」

「そーやな
私なんかのライブに来てくれるって
優しい人た…イデデデッ」

「なんで彩はそんなネガティブかな」

「ごめん」

「自信持ちや
みんな彩のファンやねん」

「私の…ファン」

「そーそ
帰りどーする
コンビニでなんか」

「いいや
ご飯作りたいし」

「彩の家のことあんま知らんねんけどさ
お母さんは?」

「仕事忙しいから
つくってくれるっていうてるけど
無理、させたくないねん」

「優しいなぁ彩は
私はすぐに甘えてしまうわ」

「…私やって甘えてる」

「多分甘えてないと思うけどなぁ

じゃあ彼氏とどっか行くわ」

「うんいってらっしゃい」

「じゃねー」



「フンフンフフンーッ♪」

「ただいまー」

「おかえりー」

「めっちゃいい匂いするんやけど?」

「何怒ってんの…」

「ご飯は作るってば
彩はのんびりしたらええやん
部活で疲れて…」

「ギター弾くだけで疲れへんし
それにみゆちゃの方が
疲れてるやろ
もうすぐでオープンなんやろ?」

「そうやけど…」

「コスメ出せるって
みゆちゃの才能が買われたってことやん
羨ましい」

「彩もやろ?
りかりほから聞いたで?
アイドルやって」

「そんなことない
私たちの曲を気に入ってくれてるだけで
私だけちゃうから」

「もぉ相変わらず自信持ってないんやから」

「ハハッ…難しいなぁ」

「…」

ギュッ

「みゆちゃ?どうした?」

「なぁ…彩」

「な、に?」

「私は彩の一番のファンでええやんな?」

「…当たり前やん
どんな時でも私の中の一番は
みゆちゃだけやで」

「っ///」

「みゆちゃ?」

「な、なんもないっ!
あー!仕事、仕事の電話してくる」

「う、うん」


バタンッ!!


「ハァハァ…なんでドキってしてんのよ
いい歳して…娘やで?」

最近、知らない彩というか
新しい彩が増えてきた
少しすまして笑うところや
優しい顔して見つめてくるところ
今までは無邪気で可愛いだけだったのに

彩と暮らしてから
色恋沙汰なんか一切なかったし
したいとも思わなかったから
だからかな?
飢えてんの?自分の子に対して?

「なんなんよもぉ…///」