かみさま
なんでわたしをつくったんですか
おばかなわたしを
わるいこのわたしを
「彩~ご飯やでー!」
「はーい!おいしそー!
いただきまーす!」
ママは美味しいご飯を作ってくれる
たくさん笑ってくれる
昔みたいに怒らない
彩はママが好き
「好き嫌いしやんなぁ」
「宿題してるやん」
「…うん」
(ちゃんと食べたん!いい子ーっ)
(よく出来ましたいい子ー!)
みゆちゃが褒めてくれるから
どんなに疲れてても
褒めてくれるから
だから毎日頑張った
みゆちゃに…会いたい
「ママ…みゆちゃに」
「彩…?約束したやんな?」
「…」
「約束したやんな?
言って、彩
ほら、なに約束した?」
「…みゆちゃのことは忘れる
さぁちゃは
ゆーかいされてたから」
「…うん
いい子やね彩は
ほら早く寝なさい?」
「はい」
ママを怒らしちゃダメ
ママはさぁちゃがゆーかいされて
ずっと1人だったから
苦しめちゃダメ
「ママ~ただい…」
「違います!」ガチャンッ!
「ママ…?」
「…」
「ママっどこに…っ!!」
バチンッ!!
「ッ!!」
「汚い手で触るな」
「…」
「あの男が逃げたんよ
借金なんか作って」
バチンッ!!
「っ!!」
「はぁ…
彩、あんたはやっぱり悪い子や
疫病神!悪魔!
あんたがおると何もうまくいかへん!」
バキッ!バキッ!
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
ママはさぁちゃを叩き終わると
笑ってさぁちゃをみる
「彩?これは教育っていうねん
悪い子の彩をな
ママがいい子にしてあげるねん」
「…み、ゆ」
「は?はぁ…約束も守れないんやね」
バキッ!バキッ!
「ハァッハァハァッ…ママ、ごめん、なさい」
「彩ー?
アンタが今いるべきところは?」
からだが全部痛い
でも動かなきゃ
きょーいくだから
守らなきゃ…
「もの、おき…いく」
「…はよいき」
昔の私の
いつもの場所
やっぱりここなんだ
(ちょっと何してんの!)
(さぁちゃは汚いから…)
(一緒に寝よっか)
(バイバイ…?)
(そんなわけないやんかっ
彩…ずっと一緒にいよ)
「みゆ、ちゃ…」
迎えに来て…
助けて
ガラガラッ!! バチンッ!!
「アンタ家に勝手に入ったな?」
「…ごめん、なさい」
「ホンマに悪い子やな」
違う、みゆちゃは褒めてくれた
みゆちゃが来てくれたら
きっと…
「だから
アンタの大好きなみゆちゃから
捨てられるねん」
「え…」
「電話きてん
彩のことはもーいらへんってな」
「みゆ、ちゃ?」
みゆちゃ…いらない?
さぁちゃのこといらない?
「じゃっ」
バタンッ!
ものおきは真っ暗
でもしばらくするといっぱい見える
何も見えなくていいのにな
ママ今日はご飯ないって言うてた
たぶんあと二回寝たら
ご飯の日だ
前に優くんが教えてくれた
人間に必要なのは
いしょくじゅーやって
食べなきゃ死んじゃうって
ごはん毎日食べなくても
生きていけるんだよ
みゆちゃに会う前
三回寝たら一回もらえて
さぁちゃは大丈夫だったから
「いきていける…」
できるだけじっとして
体を丸めて
そしたら生きて…
「さぁちゃ…なんで、生きるの?
悪い子なのに
みんなさぁちゃをゴミ箱に捨てたのに」
二回寝て起きたとき
ご飯があった
食べなかった
そしたら野良猫のトムが食べて行った
さぁちゃはもう動かない
決めたんだ
さぁちゃはお星様になって
たくさんの人に
綺麗だねって言ってもらうんや
「かみさま…
はやくわたしを…
おほしさまに、してください」
体が動かない
目も開けられない
どんどん白い光がさぁちゃを
抱きしめてくれる
ワンワンワンッ!
音遠…?
「彩!?」
ゆう、くん?
そっか
ふたりはお見送りだ
ありがと…いってきます
さぁちゃは
おほしさまになります
なんでわたしをつくったんですか
おばかなわたしを
わるいこのわたしを
「彩~ご飯やでー!」
「はーい!おいしそー!
いただきまーす!」
ママは美味しいご飯を作ってくれる
たくさん笑ってくれる
昔みたいに怒らない
彩はママが好き
「好き嫌いしやんなぁ」
「宿題してるやん」
「…うん」
(ちゃんと食べたん!いい子ーっ)
(よく出来ましたいい子ー!)
みゆちゃが褒めてくれるから
どんなに疲れてても
褒めてくれるから
だから毎日頑張った
みゆちゃに…会いたい
「ママ…みゆちゃに」
「彩…?約束したやんな?」
「…」
「約束したやんな?
言って、彩
ほら、なに約束した?」
「…みゆちゃのことは忘れる
さぁちゃは
ゆーかいされてたから」
「…うん
いい子やね彩は
ほら早く寝なさい?」
「はい」
ママを怒らしちゃダメ
ママはさぁちゃがゆーかいされて
ずっと1人だったから
苦しめちゃダメ
「ママ~ただい…」
「違います!」ガチャンッ!
「ママ…?」
「…」
「ママっどこに…っ!!」
バチンッ!!
「ッ!!」
「汚い手で触るな」
「…」
「あの男が逃げたんよ
借金なんか作って」
バチンッ!!
「っ!!」
「はぁ…
彩、あんたはやっぱり悪い子や
疫病神!悪魔!
あんたがおると何もうまくいかへん!」
バキッ!バキッ!
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
ママはさぁちゃを叩き終わると
笑ってさぁちゃをみる
「彩?これは教育っていうねん
悪い子の彩をな
ママがいい子にしてあげるねん」
「…み、ゆ」
「は?はぁ…約束も守れないんやね」
バキッ!バキッ!
「ハァッハァハァッ…ママ、ごめん、なさい」
「彩ー?
アンタが今いるべきところは?」
からだが全部痛い
でも動かなきゃ
きょーいくだから
守らなきゃ…
「もの、おき…いく」
「…はよいき」
昔の私の
いつもの場所
やっぱりここなんだ
(ちょっと何してんの!)
(さぁちゃは汚いから…)
(一緒に寝よっか)
(バイバイ…?)
(そんなわけないやんかっ
彩…ずっと一緒にいよ)
「みゆ、ちゃ…」
迎えに来て…
助けて
ガラガラッ!! バチンッ!!
「アンタ家に勝手に入ったな?」
「…ごめん、なさい」
「ホンマに悪い子やな」
違う、みゆちゃは褒めてくれた
みゆちゃが来てくれたら
きっと…
「だから
アンタの大好きなみゆちゃから
捨てられるねん」
「え…」
「電話きてん
彩のことはもーいらへんってな」
「みゆ、ちゃ?」
みゆちゃ…いらない?
さぁちゃのこといらない?
「じゃっ」
バタンッ!
ものおきは真っ暗
でもしばらくするといっぱい見える
何も見えなくていいのにな
ママ今日はご飯ないって言うてた
たぶんあと二回寝たら
ご飯の日だ
前に優くんが教えてくれた
人間に必要なのは
いしょくじゅーやって
食べなきゃ死んじゃうって
ごはん毎日食べなくても
生きていけるんだよ
みゆちゃに会う前
三回寝たら一回もらえて
さぁちゃは大丈夫だったから
「いきていける…」
できるだけじっとして
体を丸めて
そしたら生きて…
「さぁちゃ…なんで、生きるの?
悪い子なのに
みんなさぁちゃをゴミ箱に捨てたのに」
二回寝て起きたとき
ご飯があった
食べなかった
そしたら野良猫のトムが食べて行った
さぁちゃはもう動かない
決めたんだ
さぁちゃはお星様になって
たくさんの人に
綺麗だねって言ってもらうんや
「かみさま…
はやくわたしを…
おほしさまに、してください」
体が動かない
目も開けられない
どんどん白い光がさぁちゃを
抱きしめてくれる
ワンワンワンッ!
音遠…?
「彩!?」
ゆう、くん?
そっか
ふたりはお見送りだ
ありがと…いってきます
さぁちゃは
おほしさまになります