月日は経って
彩はまた成長する

「みゆちゃーー!!!」

「うわっ…おはよ」

「ヘヘヘッおはよっ」

「今日は?」

「お花係さんやから
もー学校行く!」

「そっか気をつけていくんやで」

「ペンギンのお姉さんいるかな?」

「あーまだ早いから
立ってないんちゃうかな?」

「むぅ」

「ボランティアやからな
お仕事もあるし」

「そっかー…」

「行ってらっしゃい」

「うん!」

ガチャッ
「さやかちゃー」
「おはぉ」

「たまごー!!」

「だから双子やって
りかくんりほくんおはよ」

「「おはしゃす!」」

「3人とも気をつけてねー?」

「「いってきまーす!」」



「大きくなったなぁ」

少し前まで
ランドセルが大きく感じてたのに
今では少し小さく見える
成長って早いんやな
いつか彩が私の身長を抜かして
笑う日も来るんやろうな

「みるきー次の仕事やけど」

「なぁ…恵
あれどうなった」

「…こっちでなんとか」

「なぁ、少し話してみようと思う」

「みるきー、話すって」

「彩のこともある
私ひとりが決められへん」

「…わかった」






「お花大きくなったー」

「ねぇ」

「りほお花好き?」

「うん僕お花好き
ママが好きやから!」

(やーい女)
(女女~!)

「ちゃうもん!」

(お花好きなんて女やー)

「ちゃう!」

(ヘヘヘッ…イデデッ!)

「りほくんイジメんな!
俺の弟やで!」

(イデデッ!離せよっ)

「そーや!りほは
男の子やで!」

(っくそー!!!)


「ありがと
彩ちゃん、りかくん」

「ええよ…ヘヘヘッ」

「りかくんカッコイイ」

「俺お兄ちゃんやもん」

「さぁちゃんもお兄ちゃんほしい」

「んー俺がなってやってもいいで」

「りかくんはりほくんの
お兄ちゃんやもん」

「そっかー」

「お兄ちゃん
できないかなー」

「恵くんに頼んだら?」

「恵くん…」

「だめ?」

「恵くんはお友達」

「んー…」

「ねぇ彩ちゃん」

「ん?」

「彩ちゃんは音遠ちゃんの
お姉ちゃんだよ」

「…あ、そっか
お兄ちゃんいないけど
お姉ちゃんだった」

「うん!りほ知ってるもん
音遠ちゃん彩ちゃんのこと
お姉ちゃんって呼んでた」

「俺も聞いた!」

「そっかそっかー」

「あ、授業はじまるからいこー!」

「いくー!!」



「ただいまー」

ワンッ!
(おかえり彩ちゃん)

「音遠ー!
音遠も妹欲しい?」

ワンッ!
(どしたの急に)

「じゃーん!妹作った」

ワンワンッ
(うわぁー粘土)

「うれし?うれし??」

ワン…
(彩ちゃんのその気持ちが
嬉しい…)

「嬉しくない?…ウワッ!!」

ワンワンッ
(ありがと彩ちゃん!
大事にする!)

「ヘヘヘッくすぐったいよー!」