「発表会?」
「うん!」
彩が笑顔で私にプリントを見せる
そこには
劇発表会のお知らせ
「スケジュール…合うかな」
「大丈夫!」
「え?」
「けーくんが大丈夫って!」
「もう恵まで話したんや」
どーやら彩は
恵の仕事も把握したみたいや
「そっか!じゃあ行くな」
「うんっ!」
彩は発表会の練習で忙しいらしい
題目は桃太郎
簡単な劇やんとか思ってしまうのは
大人の考え
彩にとっては必死にしがみつくものなんや
「んー…」
「難しいん?」
「さぁちゃんもみんなも
がんばらないと
おかあさんおとうさんたち
ガッカリする…」
「フフフッ…おいで」
「?」
「おとうさんやおかあさん達はな?
たとえ失敗してても
彩や皆が笑ってたらええねん
あー大きくなったなって
感じれたらええねんで?」
「んー」
「フフフッだから
無理しなくていい
彩は彩らしく
笑って??」
「ニッ」
「うん、彩の笑顔
大好きやで」
「ヘヘヘッ
みゆちゃ大好き!」
「ちょっとぉー苦しいでぇー」
「きーんにーくをさわらーせてよー」
「どーれくらいかーたーいのぉー♪」
「みゆちゃの歌大好き」
「ありがと彩」
迎えた発表会当日
先生達の配慮で
特別に別の席を用意してもらった
でも彩からは見えないやろうなぁ
せっかく来てるけど
気づいてもらえないかなぁ
(おじいさん!せんたくいってきます)
(いってらっしゃい!)
小学生の子達の演技は
どれも初々しくて
必死に頑張ってることが分かる
緊張して泣きそうな声で言う子もいた
彩は大丈夫なんやろうか
彩の役は桃太郎を助ける犬の役
音遠を見ながら役作りしてたけど
(さて仲間が欲しいなぁー!)
「ももたろうさーん!」
彩やっ!
「仲間になってあげますから
お腰につけたきびたんご
ひとつ私にくださいな!」
(あげましょう!)
「やったー!!」
「フフフッ…可愛いなあ」
劇は進んでいく
つぎにキジが仲間に入るシーン
その時やった
(桃太郎さーん…うわっ!)
ズテンッ!!ビリビリビリッ!!
キジ役の子が緊張のあまり
物につまづき
背景をビリビリにしてしまった
(なにしてんの!)
(せっかく作ったのにー)
(あーあー)
(み、みなさんっ劇に集中…)
生徒達は混乱状態で
保護者もざわつき収集がつかない
「彩は…?あれ、どこいった?」
突然、彩の姿が消えた
どこに行ったんやろか
もしかして怖くなって…
慌てて探しに行こうとしたとき
「きーんにーくをさわらーせーてーよー」
「え?」
突然、講堂に彩の声が響き渡った
振り返り舞台を見ると
彩がマイクを持って歌っていた
「ヘヘッみんながニコニコなら
パパもママ達も
ニコニコになるんやで!」
「彩…」
「んー、キジさん
仲間になって鬼退治に行こっ!」
彩は手を差し出し
キジ役の子を立たせると
元の場所に立つ
周りの子達は顔を見合わせ
笑いあってから
セリフを続けた
(…おじいさんとおばさんは
幸せに暮らしましたとさ)
((ありがとうございました!))
パチパチッ!!
生徒達が幕が閉まるまで
手を振る
彩に向かって拍手をしてると
彩がこちらをむいた
「みゆちゃー!!!」
「っ…気づいてたんや
彩ー!」
彩はすごい笑顔で手を振る
大きくなったなぁ
人と関われるくらいに…
これからの彩…どーなるんやろ
きっと追いつけないほど
成長するんやろうな…
「うん!」
彩が笑顔で私にプリントを見せる
そこには
劇発表会のお知らせ
「スケジュール…合うかな」
「大丈夫!」
「え?」
「けーくんが大丈夫って!」
「もう恵まで話したんや」
どーやら彩は
恵の仕事も把握したみたいや
「そっか!じゃあ行くな」
「うんっ!」
彩は発表会の練習で忙しいらしい
題目は桃太郎
簡単な劇やんとか思ってしまうのは
大人の考え
彩にとっては必死にしがみつくものなんや
「んー…」
「難しいん?」
「さぁちゃんもみんなも
がんばらないと
おかあさんおとうさんたち
ガッカリする…」
「フフフッ…おいで」
「?」
「おとうさんやおかあさん達はな?
たとえ失敗してても
彩や皆が笑ってたらええねん
あー大きくなったなって
感じれたらええねんで?」
「んー」
「フフフッだから
無理しなくていい
彩は彩らしく
笑って??」
「ニッ」
「うん、彩の笑顔
大好きやで」
「ヘヘヘッ
みゆちゃ大好き!」
「ちょっとぉー苦しいでぇー」
「きーんにーくをさわらーせてよー」
「どーれくらいかーたーいのぉー♪」
「みゆちゃの歌大好き」
「ありがと彩」
迎えた発表会当日
先生達の配慮で
特別に別の席を用意してもらった
でも彩からは見えないやろうなぁ
せっかく来てるけど
気づいてもらえないかなぁ
(おじいさん!せんたくいってきます)
(いってらっしゃい!)
小学生の子達の演技は
どれも初々しくて
必死に頑張ってることが分かる
緊張して泣きそうな声で言う子もいた
彩は大丈夫なんやろうか
彩の役は桃太郎を助ける犬の役
音遠を見ながら役作りしてたけど
(さて仲間が欲しいなぁー!)
「ももたろうさーん!」
彩やっ!
「仲間になってあげますから
お腰につけたきびたんご
ひとつ私にくださいな!」
(あげましょう!)
「やったー!!」
「フフフッ…可愛いなあ」
劇は進んでいく
つぎにキジが仲間に入るシーン
その時やった
(桃太郎さーん…うわっ!)
ズテンッ!!ビリビリビリッ!!
キジ役の子が緊張のあまり
物につまづき
背景をビリビリにしてしまった
(なにしてんの!)
(せっかく作ったのにー)
(あーあー)
(み、みなさんっ劇に集中…)
生徒達は混乱状態で
保護者もざわつき収集がつかない
「彩は…?あれ、どこいった?」
突然、彩の姿が消えた
どこに行ったんやろか
もしかして怖くなって…
慌てて探しに行こうとしたとき
「きーんにーくをさわらーせーてーよー」
「え?」
突然、講堂に彩の声が響き渡った
振り返り舞台を見ると
彩がマイクを持って歌っていた
「ヘヘッみんながニコニコなら
パパもママ達も
ニコニコになるんやで!」
「彩…」
「んー、キジさん
仲間になって鬼退治に行こっ!」
彩は手を差し出し
キジ役の子を立たせると
元の場所に立つ
周りの子達は顔を見合わせ
笑いあってから
セリフを続けた
(…おじいさんとおばさんは
幸せに暮らしましたとさ)
((ありがとうございました!))
パチパチッ!!
生徒達が幕が閉まるまで
手を振る
彩に向かって拍手をしてると
彩がこちらをむいた
「みゆちゃー!!!」
「っ…気づいてたんや
彩ー!」
彩はすごい笑顔で手を振る
大きくなったなぁ
人と関われるくらいに…
これからの彩…どーなるんやろ
きっと追いつけないほど
成長するんやろうな…