あれから1年たった
(おはようございます!)
(おはようございます!)
「おはよ」
長い廊下を歩くと
若い衆が
呼び方はお嬢から姐さんへ
凜々を支えることに決めた
「美優紀さん」
「恵、ゆっくりしときや?」
「いえいえ
お腹の子のためにも
動かないと」
恵は妊娠して
もうすぐ子供が生まれる
NMB組の次の跡取り
周りのプレッシャーもあるみたい
「気にしなくていいよ
元気な子ならそれでええやん」
「美優紀さん…」
「フフフッ」
ガラガラッ
「ふぅ…」
「凜々お疲れー」
「レポートやばいっす」
「凜々なんかの
選ばれたもんなぁ」
「厳しい…」
凜々は高校に通いながら
組を仕切ってる
大学にも行くらしい
頭いいし余裕やろうなぁ
「恵さんなに歩いてるんですか!
危ないですよ」
「もぉじっとしてるばっかじゃ
体に悪いねんで?」
「そーかもしれないですけど…」
「心配しすぎ
しっかりしてやパパ」
「パパ…ヘヘヘッ
イデッ!!
何するんですか」
「ニヤニヤしすぎ
もぉシャキッとして」
「はい」
「パパかぁ…
あ、百ちゃん
おかえりー」
「ただいま
あれ?なに集まってるやん」
「凜々いじり
百ちゃん何してたん?」
「あー楓子んとこ」
「へぇふぅちゃんと
いい感じなんや」
「本人は俺のこと
理解してくれたからな
ただ親御さんが…」
「あぁ…」
やくざって言葉は軽くない
そりゃ大事な娘を
組員に渡したくないやろう
認めてくれへんやんな
「でも俺、諦めへん
てか諦めれんわ」
「百ちゃん」
「俺の人間性見てもらう
よっしゃジム行ってくるわ」
「いってらっしゃーい
百ちゃん…変わったなぁ」
「えぇ…昔よりずっと
輝いてます」
「うん…」
「美優紀さん」
「ん?」
「そろそろ…その」
「…無理やで」
「…」
「ごめんな凜々
大丈夫やから」
「…」
チーンッ
「おじいちゃん、彩
今日もみんな無事やで
ふたりが守ってくれてるから
組員も増えたし
規模も大きくなってる
なんばが首都になるかもな
フフフッ無理か」
仏壇の写真は2人とも
仏頂面や
血繋がってないのに
同じ顔…何度見ても笑っちゃう
「今日もありが…」
ガラガラッ
「姐さん!!!!
若いのが!!!」
「え!?」
車を出して
倉庫まで飛ばす
中に入ると
敵の組の幹部たち
「うちの若いの返してもらおか」
(ケッガキに仕切られた組に
なんでペコペコしなあかんねん)
(うちらの傘下になりな?)
「アホ言うてるんちゃうわ
凜々…ほかの組員を」
「はい…
…やれ!!」
抗争が始まった
うちの組が圧倒的優勢
このままこいつらも傘下に
「え?」
ふと目をずらすと
子供が向こうにいた
なんでこんな所に?
その子は奴らの後ろで
武器を運んで渡してる
仲間なのか?それとも…
バキュンッ!!!
(遊びはここまでや
おい、こいつで遊ぼう)
「悪いが俺らは
チャカは持たない主義でな」
(ほぉお子ちゃまには
扱われへんか)
「いや?そんなもんに
頼らなあかんほど落ちない
それが親父からの教えや」
(言うてくれるのぉ!!)
銃口がこっちに向く
(わっ!!)
(うぉっ…チッ!!
おい!ガキ!てめぇ)
子供が武器の重さに耐えきれず
転んでしまう
それが奴らに当たってしまった
その瞬間銃口の向きが変わる
「やばっ…」
「ちょ、美優紀さん!」
タッタッ!!!!
ガシッ!!
「アンタら子供に何してんねん」
(あ?うるせぇ
ちょうどええ
お前がいなくなればそれで)
カチャッ…
銃口が私の頭を捉えた
あーここで終わりなんかな?
でもいいやこれで
やっと、彩のところに行ける
自分でじゃなくて
人の手によって
彩に…会える
まだ早いわ
ガッ、ガガガッガタンッ!!!
(う、うわぁぁぁぁ!!!!)
「、今や!」
((うぉぉぉぉぉー!!))
突然奴らの頭上にあった
鉄骨がおちてきた
その瞬間
凜々の声によって
組員が総攻撃
彼らを取り押さえた
「美優紀さん怪我は!」
「大丈夫…
アンタは?」
(…触んな)
「ちょっ…」
(助けられなくても
俺は自分で逃げた)
「はぁ?」
(俺はネズミだから)
「っ…」
---俺はネズミだ!
「あっそう…
親は?」
(知らねぇ)
「そうか
こいつらと仲間やったんか?」
(ちげぇよこんなやつら
利用してただけや)
「利用されてたの間違いやな」
(うるせぇ!てめぇには
関係ないやっ…グッ!!)
「調子に乗るなガキ
姐さんに聞く口ちゃうんや
助けられたこと感謝しろ」
(お前らに俺のこと
分からへんやろ!!
離せや!!)
「待ち!」
(なんやねん)
「私の知り合いに
同じような人がいた
親に捨てられ1人で
大人に利用され傷ついてた子
それがある日
信用できる大人に助けられ
いつしか周りが愛に溢れた」
(な、なんやねんそれ
そんなことあるわけないやろ!
俺は!一人で生きていける!
誰にも頼らずに!一人で)
「なんて情けない顔してるん
ガキのくせに」
(うるせぇ!
俺は一人で生きて、それで
一人で死っ…)
「簡単に口にするな!!!!」
(ッ!?)
「男なら生き抜くもんやろ?」
(…女のくせに)
「そーやな
でも私の知り合いはそういうよ
ほら」
(なんやねん)
「うちに来な?
あんたを変えたる」
(…)
「美優紀さん…本気ですか?」
「あまりにも似すぎてるからさ
凜々も思うやろ?」
「…」
「ほら、どーすんの?
ここで文句言って
一人で消えるのか
それとも変わるのか」
(…)
「ほら」
(ホンマに…変われるんか?
俺、もう傷つけないで)
「フッ私の知り合いはな
きっと…」
---美優紀っ
---お前は俺が守る
---おれ、も
「フフッ…きっとこういう
…って」
もう1度差し出した手
今度は温もりを感じた
なぁ彩
これが目的やろ?
まだ早いって
私にはやることがあるってこと?
自分ばっかり楽してさ
私がそっちに行く時迎えに来てよ?
そしたら手を出して
今度は彩が言ってや?
黙ってついてこい
END
(おはようございます!)
(おはようございます!)
「おはよ」
長い廊下を歩くと
若い衆が
呼び方はお嬢から姐さんへ
凜々を支えることに決めた
「美優紀さん」
「恵、ゆっくりしときや?」
「いえいえ
お腹の子のためにも
動かないと」
恵は妊娠して
もうすぐ子供が生まれる
NMB組の次の跡取り
周りのプレッシャーもあるみたい
「気にしなくていいよ
元気な子ならそれでええやん」
「美優紀さん…」
「フフフッ」
ガラガラッ
「ふぅ…」
「凜々お疲れー」
「レポートやばいっす」
「凜々なんかの
選ばれたもんなぁ」
「厳しい…」
凜々は高校に通いながら
組を仕切ってる
大学にも行くらしい
頭いいし余裕やろうなぁ
「恵さんなに歩いてるんですか!
危ないですよ」
「もぉじっとしてるばっかじゃ
体に悪いねんで?」
「そーかもしれないですけど…」
「心配しすぎ
しっかりしてやパパ」
「パパ…ヘヘヘッ
イデッ!!
何するんですか」
「ニヤニヤしすぎ
もぉシャキッとして」
「はい」
「パパかぁ…
あ、百ちゃん
おかえりー」
「ただいま
あれ?なに集まってるやん」
「凜々いじり
百ちゃん何してたん?」
「あー楓子んとこ」
「へぇふぅちゃんと
いい感じなんや」
「本人は俺のこと
理解してくれたからな
ただ親御さんが…」
「あぁ…」
やくざって言葉は軽くない
そりゃ大事な娘を
組員に渡したくないやろう
認めてくれへんやんな
「でも俺、諦めへん
てか諦めれんわ」
「百ちゃん」
「俺の人間性見てもらう
よっしゃジム行ってくるわ」
「いってらっしゃーい
百ちゃん…変わったなぁ」
「えぇ…昔よりずっと
輝いてます」
「うん…」
「美優紀さん」
「ん?」
「そろそろ…その」
「…無理やで」
「…」
「ごめんな凜々
大丈夫やから」
「…」
チーンッ
「おじいちゃん、彩
今日もみんな無事やで
ふたりが守ってくれてるから
組員も増えたし
規模も大きくなってる
なんばが首都になるかもな
フフフッ無理か」
仏壇の写真は2人とも
仏頂面や
血繋がってないのに
同じ顔…何度見ても笑っちゃう
「今日もありが…」
ガラガラッ
「姐さん!!!!
若いのが!!!」
「え!?」
車を出して
倉庫まで飛ばす
中に入ると
敵の組の幹部たち
「うちの若いの返してもらおか」
(ケッガキに仕切られた組に
なんでペコペコしなあかんねん)
(うちらの傘下になりな?)
「アホ言うてるんちゃうわ
凜々…ほかの組員を」
「はい…
…やれ!!」
抗争が始まった
うちの組が圧倒的優勢
このままこいつらも傘下に
「え?」
ふと目をずらすと
子供が向こうにいた
なんでこんな所に?
その子は奴らの後ろで
武器を運んで渡してる
仲間なのか?それとも…
バキュンッ!!!
(遊びはここまでや
おい、こいつで遊ぼう)
「悪いが俺らは
チャカは持たない主義でな」
(ほぉお子ちゃまには
扱われへんか)
「いや?そんなもんに
頼らなあかんほど落ちない
それが親父からの教えや」
(言うてくれるのぉ!!)
銃口がこっちに向く
(わっ!!)
(うぉっ…チッ!!
おい!ガキ!てめぇ)
子供が武器の重さに耐えきれず
転んでしまう
それが奴らに当たってしまった
その瞬間銃口の向きが変わる
「やばっ…」
「ちょ、美優紀さん!」
タッタッ!!!!
ガシッ!!
「アンタら子供に何してんねん」
(あ?うるせぇ
ちょうどええ
お前がいなくなればそれで)
カチャッ…
銃口が私の頭を捉えた
あーここで終わりなんかな?
でもいいやこれで
やっと、彩のところに行ける
自分でじゃなくて
人の手によって
彩に…会える
まだ早いわ
ガッ、ガガガッガタンッ!!!
(う、うわぁぁぁぁ!!!!)
「、今や!」
((うぉぉぉぉぉー!!))
突然奴らの頭上にあった
鉄骨がおちてきた
その瞬間
凜々の声によって
組員が総攻撃
彼らを取り押さえた
「美優紀さん怪我は!」
「大丈夫…
アンタは?」
(…触んな)
「ちょっ…」
(助けられなくても
俺は自分で逃げた)
「はぁ?」
(俺はネズミだから)
「っ…」
---俺はネズミだ!
「あっそう…
親は?」
(知らねぇ)
「そうか
こいつらと仲間やったんか?」
(ちげぇよこんなやつら
利用してただけや)
「利用されてたの間違いやな」
(うるせぇ!てめぇには
関係ないやっ…グッ!!)
「調子に乗るなガキ
姐さんに聞く口ちゃうんや
助けられたこと感謝しろ」
(お前らに俺のこと
分からへんやろ!!
離せや!!)
「待ち!」
(なんやねん)
「私の知り合いに
同じような人がいた
親に捨てられ1人で
大人に利用され傷ついてた子
それがある日
信用できる大人に助けられ
いつしか周りが愛に溢れた」
(な、なんやねんそれ
そんなことあるわけないやろ!
俺は!一人で生きていける!
誰にも頼らずに!一人で)
「なんて情けない顔してるん
ガキのくせに」
(うるせぇ!
俺は一人で生きて、それで
一人で死っ…)
「簡単に口にするな!!!!」
(ッ!?)
「男なら生き抜くもんやろ?」
(…女のくせに)
「そーやな
でも私の知り合いはそういうよ
ほら」
(なんやねん)
「うちに来な?
あんたを変えたる」
(…)
「美優紀さん…本気ですか?」
「あまりにも似すぎてるからさ
凜々も思うやろ?」
「…」
「ほら、どーすんの?
ここで文句言って
一人で消えるのか
それとも変わるのか」
(…)
「ほら」
(ホンマに…変われるんか?
俺、もう傷つけないで)
「フッ私の知り合いはな
きっと…」
---美優紀っ
---お前は俺が守る
---おれ、も
「フフッ…きっとこういう
…って」
もう1度差し出した手
今度は温もりを感じた
なぁ彩
これが目的やろ?
まだ早いって
私にはやることがあるってこと?
自分ばっかり楽してさ
私がそっちに行く時迎えに来てよ?
そしたら手を出して
今度は彩が言ってや?
黙ってついてこい
END