「みゆちゃ...




「んー?」




「んーん」




「どしたん?」




...




朝から彩の元気がない


名前を呼ぶけど


何も無いばかり


まぁ言いたくなったらいうやろ


愛菜に彩を預けてきた




「ふぅ...




(あれ?みるきーお疲れ?)




「あ、お疲れ様です


いや大丈夫ですよ?」




(みるきーはえらいなぁ


仕事毎日でなぁ)




「それはプロデューサーさんも」




(そーやな


娘とも遊んでないわー)




「娘さん...




(まぁ兄弟おるし


嫁もおるから


俺なんかおらんでもええんやろけどな)




「そんなことないですよー!


一人やったら寂しく...あ」




彩は、どうなんだろうか


寂しさがあって


ずっと1人で


私の帰りを待ってるんじゃ...




「彩...




今日の仕事は泊まり


夜は菜々ちゃんが見てくれる


だから大丈夫


明日帰ったら彩と話せば...




プルルルッ


「菜々ちゃん?




もしもし...




え!?」












「彩ちゃーんご飯できたで」




「ごはんっごはんっ」




「おいしいー?」




「うんっ!」




彩ちゃんはご飯を綺麗に食べて


お皿持ってきてくれる




「あ、みゆちゃかえってくるじかん!」




「あー今日は


帰ってこんよ」




「え?」




「お仕事でなぁ


明日のお迎えには来れるから」




...




「彩ちゃん?」




...




「彩ちゃん?


どしたん?」




...みゆちゃ嫌いになった?」




「え?」




「さーちゃのこと嫌いになった?」




「そんなわけ...




「じゃあなんで...なんで


なんで」




「彩ちゃん、ちょっと」




「ハァッ、ハァッ!!...




「こ、呼吸が






もしもし!?愛菜!


みるきーの家来て!!!」




すぐ近くにいる愛菜に電話して


その間呼吸を戻すために


必死に背中をさする




ガチャッ!!


「菜々!!」




「愛菜!彩ちゃんが!」




「過呼吸やな


よーし彩ちゃん


ゆーっくりでええから


大きくスーハーしようなー?」




「ハァッ、ハッハッ...




「どーした彩ちゃん


...震えてる」




「みるきーが


今日帰ってこんって聞いた瞬間に


おかしくなって...




「最近みるきー帰れてないよな」




「ドラマの撮影あるし


現場連れていきたい言うてたけど


イメージあるからって」




「そのせいかな...




「マ、マッ...




「彩ちゃん?」




「い、やっだ!


いやだ!!いやだっっ!!!」




「彩ちゃんっ!


大丈夫!大丈夫やから


大丈夫、一人にしない


ここにいるから




菜々


みるきーに電話して」




「でも」




「みるきーは母親や


今すぐここに来ないとアカン」




「分かった...