「びぇぇぇー!!」


「ばかぁぁー!!」




「ど、どーしよ」




何が起きたか


説明しましょう




「ロケっていろんなとこ行けるから


楽し...






「びぇぇぇー!!」


「うそつきぃぃー!!!」




「ごめんってぇ」






「あれ?この泣き声


...




撮影の野次馬の後ろの方で


泣いてる小さな塊と


困ってるお父さん




「ちょちょい、みるきーどこ行くんや」




「いや、知り合いやあの人ら」




「え?」




「彩の友達」




...じゃあ俺が行くから


みるきーはここおって」




恵が3人を連れてきてくれた




「え、わっ彩ちゃんの」




「どうも」




「芸能人やったんですか!!」




「えぇまぁ」




「あぁ!そーいえば!


CMってか!いっぱい出てる!」




「フフフッ」




「すみません気づかず」




「いえ...ホンマに奥さんだけなんですね」




「あぁ...お恥ずかしい///




「それよりどーしたんですか?」




「実は今日仕事があって


妻は入院してて見る人がいなくて


同じ保育園の友達のお家に


お邪魔することになってたんですけど


風邪をひかれたみたいで」




「入院...?」




「あぁもう一人チビが生まれたんで」




「あぁおめでとうございます!


なるほど...




「仕事キャンセルできそうになくて」




「あ、そっか


じゃあ私預かりますよ?」




「え?ホントですか!?」




「ちょい!みるきー


それはアカンやろ!」




「恵、うるさい


ええやんどーせ仕事終わりやし


彩の友達やで?」




「えぇ...




「それに大丈夫


りかりほパパは奥さん大好きやから」




「っ///






そーいうことで双子ちゃんを


預かることに


彩を保育園に迎えに行くと


お昼寝してて


そのまま抱っこして


連れて帰った




「んぅ...




「彩おはよ」




「みゆちゃ...ん?


あー!たまご!!」




「たまご?」




「たまごの子たち!」




「あぁ...双子ね


てか名前で呼びなさい」




「さぁかちゃん!」


「あそぼ!」




「なんでいるん?」




「んー?遊びに来たんよ」




...




彩はキョトン顔


そっか、ずっと彩は...




「お友達になったもんな


遊ぼうなぁ?」




...っ、うん!!」ニッ








「なにするー?」




「おにごっこ!」




「おうちではしりまわったらアカンって


ママいうてるで」




「パパともやくそくしたもんなぁ...




「おままごとしよぉー」




「おままごと?おれらしたことない」




「たのしいで!」ニッ




///する」




「ぼくもーっ」






仲良さそうでよかった


今のうちにおやつ用意しよ








「びぇぇぇー!!」




「え?何事!?」










「りかくんのばかぁー!」


「おれわるくない!!」




「どしたん!?」




「りかくんとりほくん


どっちがおとうさんやるかで


おこってる」




「えぇ?」




「びぇぇぇー!!」


「ばかぁぁー!!」




「どーしよ...




そして今に至る


今まで人に興味なかったから


喧嘩なんか止めたことないし


小さい子になんていうたら...




「みゆちゃ?」




...




「いたいいたい?」




「ちゃうよ...喧嘩止めへんと」




...




だめぇぇぇー!!!」






「「!?」」




「彩...?」




「けんかしないで!


みゆちゃこまってる!


だから、やっ!」




...


...




「なかよくしないと...いや


いなくなっちゃう...


だ、めっ...っ」




そーや彩は


両親の言い合いを聞き続け


暴力を受けて


その心の傷が...




「彩...よいしょ」




泣いてる彩を


抱きしめて


双子ちゃんの前に行く




「りかくんりほくん」




「「あい」」




「いっつも二人一緒なら


大変やな


なんでも半分こやもん


嫌なこともあるな


でも二人一緒なら


嬉しい気持ちとか


たのしい気持ちは


2個分もらえるなぁ


悲しい気持ちも


半分こできるな」




...




「お姉ちゃんも彩も


一人やってん


だから


二人が羨ましいで?」




「ごめんな」


「さい」




「ううん


ええねんで


喧嘩してもいい


でも、絶対最後は


仲良ししないとあかんよ?」




「あい、りほくんごめんな」


「ぼくもごめんなさい」




「うん、さぁお父さん役どーしよっか」




「おれおにいちゃんやから!


にばんめにする!」




「えらいな、りかくん」




「ぼく、はじめにして


りかくんとこうたいする」




「うん、えらい」




「「ヘヘッ」」






「さぁかちゃん」


「ごめんなさい」




...もぉこわいかおしない?」




「うんしない」


「ないっ」




「ニッして?」




「ニィー」


「ニッ」




「ヘヘヘッ...うにぃー」




「イテテテッ」


「あぁりほくんのほっぺがぁぁ」




「のびのびぃー!」




「うにゃぁぁ」


「おぉ...おれもやる!」






「仲直りできてよかったよかった」








「ホンマにありがとうございました」




「いえいえ


楽しかったです


それより大丈夫ですか?」




「えぇ慣れてますから


では失礼します」




お父さんが迎えに来て


寝てしまった双子を


両手に抱える


笑顔で車に乗って帰っていった




「すごいなぁお父さんって」




ガチャッ




「みゆちゃ」




「あ、彩お片付けできた?」




「うん」




「どうした?」




「ううん...




「んー?」




「しずか...




「あーそーやね...




「みゆちゃ...


さーちゃんも...




「?」




「んーん...




「ごめんな彩」




「んーんっ!


みゆちゃ...




「フフフッよいしょっと」




チュッ




「っ///




「一緒におるから彩」




...うんっ」






でもそろそろ考えないとなぁ


なんて思ってきた今日この頃














おまけ




「うー」




「どしたんー?りほくん」




「ほっぺいたい」




「えー?虫歯か?


りかくん知ってる?」




「りほくんおもちやから」




「おもち?」




「よくのびます!」




ビヨーーンッ




「イテテテテッ!!


「おー」




「やめなさいっ!!!」