「...」
「お嬢」
「なぁ凜々
彩はいつから?」
「美優紀さんが来てすぐに
分かったらしいです
治療を受ける気やったけど
でも...任せれる人できたから
もう運命に任せるって」
「っ...私最低や
なんでもっと話さんかったんやろ」
「お嬢、どうするんですか?」
「彩は私といてくれるかな?」
「それは」
「私...みんなを傷つけてるやんな」
「美優紀さんが来る前の彩さんは
ただ1人でした
近づいても離れる
幼い時の方が
もっと近く感じてたのに
距離は広がるばかりで
僕は辛かった」
「...」
「でもお嬢が美優紀さんが来て
彩さんずっと笑ってくれた
昔に戻れた感じがした
確かに百も彩さんも傷ついた
でも二人とも美優紀さんが好き
それは仕方ないことです」
「凜々」
「今度こそ向き合ってください
逃げないで?」
「ありがと...」
「フフフッ
僕も恵さんがいなかったら
美優紀さんのこと
好きになってたかもしれないですね」
「なにそれー」
「それくらい魅力的です」
「でも恵は超えへんの?
ホンマに好きやねんな」
「えぇ彼女を超える女性...見たことありません」
「それなら曖昧な関係
やめたら?」
「できたらいいですねでも
恵さんは僕のことそんな風に
見てないですよ」
「それはどうやろ
聞いてみたら?
そこで真っ赤にしておるし」
「...え?」
「っ...お嬢」
「恵、さん」
「そろそろひっつきーや
もどかしすぎて
体痒くなるわー」
「恵さん...」
「なんか、ごめん
聞くつもりなかってんけど
なんか...うん」
「いえ、別に困ることでもないし」
「っ///」
「...でもまぁ僕も
そろそろはっきりしたかったから」
「はっきり...」
「恵さん
僕の気持ちは変わりません
ここに拾われた時から
ずっと...」
(私、けいって言うねん)
(りり?りりすけやな!)
(凜々は私が守るっ!)
(凜々ぃぃぃ...)
(凜々は置いて行かんよね...?)
「ずっと、貴女が
恵さんのことが
好きです」
「...」
「好きです...
貴女以外考えられない
考えたくないのかもしれない
それくらい...あなたのことが
好きです」
「凜々...」
「僕は頼りないし
女々しいかもしれない
でも!貴女のために
命張れるから
だから僕の許婚になってくださいっ!」
「...」
「っ...」
「大きくなったなぁ
ホンマに...
私の中の凜々は
彩の陰に隠れて泣いてる
そんな凜々で
ずっと弟やと思ってきた
だからそういう風に見るのは
無理って伝えようって」
「...」
「そう思ってたんやけど...
でもいつからやろう
昔の記憶の凜々が段々いなくなって
今の凜々がメインになって
触れられる度に
抱きしめられる度に
ドキドキして...」
「っ...」
「どう、したらいい?」
潤んだ瞳
そんな顔で見ないで
自信がなくなるから
こんな綺麗な人を目の前にして
怖くなるんだよ
僕なんかがそばにいていいのかって
でも、もう...
(凜々...)
(どーしたんですか?)
(恵のこと頼んだ)
(僕なんかに頼んでいいんですか?)
(任せれると思ってるから)
(...)
(凜々...恵のこと頼んだ)
あの時の僕は
返事出来なかった
でも今なら...分かるのかもしれない
彩さんが言おうとしたこと
腹くくってるから
言えたんや...
「凜々...」
「...」
「怖い...」
「え?」
「何か変わっちゃうかな...?」
「...変わりますよ」
「え?...キャッ///」
「恵さんが...僕のものになります」
「凜々...」
「これ以上惚れさせないでください」
「私なんもしてへんよ?」
「恵さん...」
「なに?」
「どうすればいいとか
悩まなくていいですから
これからは僕があなたを守ります
だから、ついてきてください」
「...っ///」
「恵さん...?」
「...き」
「え?」
ギューーーーッ
「凜々...好き
大好き...」
「恵...さん///」
「凜々...」
僕のこと上目遣いで
見つめてくる
そしたら目をつぶられた
綺麗な顔だな...
え、これって...き、き、きす??
キス?Kiss?
「っ///」
「...早く///」
「ま、ま、まだ早いですっ//
け、け、健全な!お付き合いを...」
「...なにそれっ」
「いや、すみませんヘタレで」
「フフフッええよ
そんなことわかっ...」
チュッ
「っ///」
「お、おでこが精一杯です
僕、頑張りますから
あ、あぁー!!
仕事が!
そ、その失礼します!」
「え、ちょっと...
もぉ...はぁ
これ以上惚れさせないでくださいなんて
こっちのセリフや」