(...きー)
「...」
(みる...きー!!)
「...」
(みるきー!!)
「あ、はいっ!」
(どうしたん?ぼーっとして
体調わるい?)
「いえ、ちょっと考え事をっ
すみません」
(無理しちゃアカンよー?)
「ハハッそうですね」
バタンッ...
「なぁ恵」
「んー?」
「あの子さ...」
「みるきー
そら、気になるやろうけど
余計な考えを」
「余計って何も思ってへん!」
バンッ!
「あぶねっ...はぁ
あんなぁ向こうはプロや
デリケートな問題やからな
プロに任せ
子供が出る場所じゃ...」
「子供扱いするな!」
ガシッ...
「うっ...」
「今やって子供やろ?
みるきー
俺は君から離れる気はない
君を超一流にするまでは
だから今までのマネージャーとは
違う
間違いは正す!」
「うるさいっ...」
「...みるきーが気にするのも分かる
でも気にしてみるきーは何したい?
あの子と暮らせる?
あの子の命を預かれるん?」
「...それは」
「みるきー
君は才能がある
それは俺も理解してる
だから支えてる
でもな?人生何もかも
上手くいくわけちゃう
あの子の事は忘れや?
ほら次の撮影」
「...うん」
さやかと出会って1週間経った
でも私はどうしても気になった
だから仕事の合間
ちょっと散歩と偽って
児童相談所の人に教えてもらった
孤児院を覗いて見た
「どこやろ...あ」
(さやかちゃん!遊ぼっ)
(さやかちゃんおままごとー!)
子供たちに囲まれて
遊びに誘われてる
人気あるよなそりゃ
顔は整ってたし
優しい目をしてた
幸せそう...ならいいや
安心した
彼女のあの笑顔を見たら
皆幸せになる...やろ?
「しない...」
「え...?」
もう1度施設の中を見ると
輪から離れて
1人で歩いてる彩
なんで笑わへんの...?
笑いなよ...。
「あ...」
「あ、やば...」
「ニッ...」
「っ...」
さやかは私を見つけた時
大好きな笑顔を見せた
笑うなよ
わたしに、
私なんかに笑うなよ!
「お姉...」
「来るな...」
「っ!!!」
近づくさやかに
呟くように言って
私はその場から逃げた
「恵」
「んー?」
「私さ...変われる?」
「どーした?」
「変われるかな...」
「そりゃそのために俺が」
「...恵」
「ん?」
「ずっと支えてくれる?」
「っ///おう...」
「あ、っそよかったー
じゃあ
さやか引き取ってくるー」
「おぅ行ってこ...
ちょい待て!さやか!?
え、ちょっ!」
「離してっ!」
「みるきー!言うたやろ
だから、」
「私は本気や!」
「...はぁ
それなら車乗って
危ないから」