新しいの始めちゃった(´>∀<`)ゝ
ガヤガヤッ...
「お疲れ様でしたー!」
(みるきー今日も良かったで)
(ホンマに!いい表情やった!)
「わぁーありがとうございます
じゃあ失礼します」
バタンッ!
「気持ち悪...」
「みるきー
お疲れ、車出すよ?」
「いい、歩いて帰る」
「でも、」
「いいから!」
「...わかった」
マスクにフードの重装備で
町中を歩く
街には私のポスターやら
CMで溢れてる
私の名前は渡辺美優紀
愛称みるきーで知られる
アイドルや
芸能界に興味あったわけちゃう
ただ、スカウトされて
ちょうど親の敷いたレールから
降りたかったから
芸能界入りした
そしたら面白いくらいに売れて
今じゃ引っ張りだこ
欲しいものは何でも手に入る
だからかな
「つまんない...」
17才私
高校は芸能界入りを機にやめた
未練もなくただの書類で終わった
私は何が楽しくて
何のために生きてるんやろか
そんな自問自答を
繰り返していた
みんなが求める私は
いつもニコニコしてて
愛嬌が良くて
優しくて、可愛くて...そんな私
でもホンマの私は
わがままで
性格悪くて
笑顔なんかほとんどない
こんな私、
誰がいるの??
華やかな街を
ただ下を向いて歩いていく
誰も私に気づかない
そうや、アンタらの知る
渡辺美優紀は空想で、存在しない
アホやなアンタらは
高層マンションの上層階
そこが私の家
17歳が住める家ちゃうけど
帰ろうと玄関まで行くと
なにやら小さな物体
「なにあれ...」
いつもなら気に止めないけど
今日はなんか気になった
というより、なんか呼ばれてる気がした
「ダンボール...誰かの荷物?
でも送り主とか
そんなの書いてないし...」
開けて確認した方がいいよな
でも、爆弾とか?
危ない何かかな
ダンボールにそっと耳を近づけると
スースーッって聞こえる
「なにこれホンマに...」
興味が打ち勝ち
ダンボールを開けた時...
「こ、ども?」
中には
傷だらけの子供がいた
「や、やばいかも...」
こんなんに関わると面倒や
そう思い立ち上がろうとした時
その後の目が開き私を見た
「...ニッ」
「っ!!」
苦しいはずなのに
ただ弱々しく歯を見せ笑った
なんで笑えんの?
アホちゃうん?
笑って私の気を引きたい?
でもそんなんじゃない
この子の笑顔はそんな汚くない
すごく綺麗な笑顔やから
自然と手を差し出すと
震えるように私の手を掴んだ
すごく小さな手は
私の手の半分くらいで
握る力は弱かった
「...アンタなんで」
「あ...り、や...と」
「...ッ!!!」
また満足そうに笑う
やめぇや...
アカン...あんたのこと
「もしもし!恵!?
私の部屋に医者連れてきて!
早く!」
私はその子を抱き抱えた
軽すぎる体
震える手足
「気まぐれやからな...
ただええことしたくなった
だけやから!」
自分に言い聞かせるように
部屋に向かった
これが
彩との出会い