「落ち着かれましたか?」




「はい少しは」




あれから少しパニックになり


須藤さんが部屋へ連れて


ゆっくり話してくれた


NMB組はここ一体を仕切ってて


慈善運動も行ってるということ


お父さんは弁護士になりたくて


家との縁は切ったということやった




「おやっさんは優さんの夢


応援したくて


家から出るように行って


一切の接触をたったんです」




「そうやったんや


だからおじいちゃんのこと」




「えぇ


おやっさんはご家族のこと


忘れたことなんかありません」




...




「確かに戸惑いあると思います


普通ではないから


でもここにいる奴らは皆


おやっさんに恩があります


慕ってます


美優紀さんのことも」




「須藤さんはなんか違いますね」




「僕は会社の秘書として


動いています


喧嘩なんかはあまりしたくなくて」




「そう、なんや...




「僕のこと凜々と読んでください」




「え?」




「おやっさん家では


そう呼んでくれるから」




須藤さんの笑顔は


ホンマに明るくて素直で


おじいちゃんの人望が感じれた




「分かりました」




「ありがとうございます」




「フフッ」




「あ、そうや


来てそうそうこのような話


申し上げたくありませんが


ここに来た以上


あなたはNMB組の人間です


そして跡取り娘です」




「はい」




「ほかの組から


狙われる可能性があります


なので付き人を用意しています」




「付き人?」




「安心してください大丈夫です


この組で一番頼りになる男です」




...




「そんな顔しないでください」




「私、凜々がいい」




「ハハッ光栄ですが


僕はあなたを守れない


すみません


でも支える事はできます


なんなりと申し付けてください」




「うん」




ドンドンドンッ




「あ、来たようです」




ドンドンドンッ...ガラガラッ




...凜々、お嬢は」




「彩さん既にこちらに」




現れたのは


まるで芸能人みたいな顔立ちに


モデルのような体格の人




「お嬢...




「え、はい」




「今日からお嬢の付き人をする


山本彩や」




「お、お願いします」




...ほう」




「え?」




「バカそう...




「はぁ!?なにアンタ失礼!」




「ホンマのこと言うただけやろ


さて凜々こいつを案内する


親父に言っといてくれ」




「はい」




「凜々!待って!


この人変えて!」




「それはちょっと...




「支える言うたやんか!」




...ハハッ」




「に、苦笑い」






「あぁ...うるせぇな


よっ、ほら行くで!」




「嫌や!おろせー!!!」












「ここが部屋」




「ん」




「んで隣が俺の部屋やから」




「ちょっと待った


何でこんな布1枚?」




「なんかあったら困るやろ」




「いやこっちの方がなんかある!」




「大丈夫や」




「分かってへん...




「はぁ...お前分かってんの?


俺はアンタのことを守るねん」




「守るって大げさな」




「甘く見るな」




「っ...




私を座らすと


肩をつかんで強い目で見てきた




「ええか


NMB組は大きな組織や


アンタそこに無防備に飛び込んだ


それを狙うやつなんか腐るほどおる


俺はそんなこと絶対にさせへん」




...




「すまん、まだ早かったな」




「ううん」




「安心しろ


俺が守る」




「ありがと...えっと


なんて言えば」




「好きに呼べばええ」




「彩...




「おぅ」




彩は表情を変えなかった


まっすぐに私を強い目で見るだけ


その目から逸れる事はできない


どんどん吸い込まれるんや