「分からへんー!」
「何でなんよ
こんなんじゃ試験受からんよ」
「頑張ってるやんかぁ」
「はーやく終わらせて」
「うるさいなぁ」
「っ...ふーんじゃあいい」
「ちょ、どこ行くん」
「飲み会行ってくる
帰らんかもね」
ガシッ
「行くな...」
「はぁ...ごめん
先に寝るな」
来月にある入試のため
勉強してるけど
美優紀のことはほぼ放置で
何もできてない
だから寂しい思いさせてるのは
分かってる
その分頑張らへんと
「無理やぁ!恐怖!」
「早く見るで!」
「待ってくれ
これはあぶない」
入試の結果が返ってきた
封筒あけたいけど
怖くて見れない
「じゃあ私見るで!」
「え、ちょっと!わっ」
「...彩」
「ゴクッ」
「おめでとぉぉぉー!!!」
ギュー!!!
「え、まじ?
やった、やったぁぁぁぁー!!」
「よかったー
これで警察学校行けるな」
「おぅ!」
「今日はご褒美で
いっぱいご奉仕してあ、げ、るっ」
「ブッ!!や、やめんかっ///」
「期待したやろー」
「うるせぇ」
「フフッでも寮やんな」
「あぁ...」
「...」
「なぁ美優紀」
「ん?」
「俺がちゃんと警察官になれたら
結婚しよか」
「へ...?」
「これ、婚約指輪」
「う、うそ...」
「ずっと渡したくて
俺には美優紀だけやから」
「彩...」
「受け取ってくれますか?」
「...つけて」
「おぅ...」
指輪をつけると
ホンマに美優紀は
オレのものって感じがした
「彩...大好き」
「俺も」
はじめは興味やった
俺のために怒ってくれたこと
名前を必死に聞こうとしてたこと
まっすぐ俺を見てくれたこと
それが嬉しかった
気づいたら惚れてた
真っ暗な心を照らしてくれた
俺には美優紀しかいないから
「美優紀、きっかけ
くれてありがと」
「ん?」
「俺が幸せになるきっかけ」
「フフッどういたしまして」
ありがとう美優紀
全部君のおかげや
いつだって君は
俺を支えてくれる
進ませてくれる
俺が前を向くきっかけは
これからも
あなたです
END