彩おじいちゃん100歳
美優紀おばあちゃん99歳、
息子夫婦 あいなな、
孫夫婦 けいリン、
ひ孫 なぎっしゅー姉妹、
(中略)
前半は大家族のわちゃわちゃ劇、
最後はしんみりとした感じでお願いします。
(さやじぃ剣道教えて)
(僕も!僕も!)
「おぉええよ
よし、まとめてこいっ」
(絶対倒したる)
(うりゃぁぁぁー!)
カキンッ
「甘い...めんっ!」
(うわっ、)
(またかよぉ)
「ええか?相手の出方をよく見るんや」
「彩くんかっこいいなぁ」
(私なぁ!大きくなったらさやじぃと
結婚する!!)
(私もっ)
「むっ...
やめときーもう100歳のおじいちゃんやで?」
(さやじぃかっこいいからいいねんっ)
(うんうん!)
「...むぅ」
「ふぅ美優紀、茶くれ」
(さやじぃ大きくなったら
結婚してー!)
(私もっ!)
「ホホッありがと
でもワシは生まれ変わっても
コイツと結婚するんや
な?美優紀」
「...うん!」
「美優紀まだ暑いから日陰いとき?」
「彩くんのこと見たいねん」
「...ジジイの意地を見てても
つまらんよ」
「彩くんはいつでも
カッコええよ?」
「...///」
ガラガラッ
「父さん母さんただいまー」
「おじいちゃーん」
「おばあちゃんっ」
「あら、急に賑やかなこと」
「孫達連れてきたで」
「おやおや
みんな揃って
何かあるのかい?」
「それは...ねぇ」
「ん?」
ドタドタッ!!!
「おばあちゃん!!」
「おやおや凪咲ちゃん
大きくなったねぇ」
「おじいちゃん!
柊ちゃんだっこ!」
「よーし!それっ」
「こら!柊!凪咲
おじいちゃん達に迷惑かけない!」
「おぅ恵久しぶりやな」
「じいちゃん久しぶり
ばあちゃんも元気そうやな」
「当たり前やぁ
あら、朱里ちゃんも
また綺麗なってー」
「そんなことないですよぉ
お元気そうで何よりです」
「ありがとうねぇ
孫の顔見れるのが一番幸せやわ
愛菜、菜々ちゃん荷物置いて
ゆっくりしぃやー?」
「はい」
「おばあちゃんっおばあちゃんっ」
「んー?どうしたんや柊ちゃん」
「こっち来てぇー」
「あぁこらこら
そんなに速くは...」
パンパンパンッ!!
「うわっ!」
「「おばあちゃんお誕生日おめでと!」」
「え...」
「やっぱりな
美優紀のことや
忘れてる思たわ
ワシの誕生日は忘れんのに
ホンマにお前ってやつは...」
「彩くん...わっ」
「誕生日、おめでとう
100年生きたな」
「100歳か...」
「これ、ワシから」
「わぁ...綺麗な花」
「美優紀が一番好きな花や」
「ありがとう...」
「おばあちゃん!
私これ」
「私はこれ!」
「おや、上手くかけてる
おばあちゃんそっくりや」
「柊と凪咲がね
おばあちゃん描くんやーって
何枚も書いてんよ」
「嬉しいねぇ...ありがとう」
「ヘヘッ」
「フフフッ」
「母さん俺達から」
「えぇ...あ、マフラー?」
「おぅ母さん冷え性だからって
菜々が言うてくれたんや」
「ありがとうね菜々ちゃん」
「ばあちゃん俺達はこれ」
「まぁまぁみんなで
これはアルバム?」
「うん皆の写真集めてな
朱里と俺も手伝ったけど
ばあちゃんと離れてるし
アルバムいるやろって」
「わぁ...よく写ってる
ホンマにありがとう」
「皆に集合かけたん
じぃちゃんやねんで
大事な誕生日やから
盛大にしたいって
だから...あ、来たきた」
(おじゃましまーす)
(みゆばぁ誕生日おめでとう!)
(おばあちゃーんっ!)
「みんなぁ...」
「いろんな人呼んだで
盛大にパーティーやぁ!」
30人くらい集まって
盛大にご飯食べて話して
夜遅くまで続いた
「じゃあ最後に
父さん母さん一言」
「ん、そうやな
美優紀と一緒に過ごして
もう80年くらいか
一緒におる時間がずっと長くて
ワシの思い出の中で
美優紀がおらん日はないくらいや
こうやって集合かけて
集まってくれるのも
美優紀の人柄を好いてくれてやと思う
ホンマにありがとう...」
「...そうやね
んー、私は
私の人生は全部彩くんのものやった
戦争で離れ離れになって
その時の記憶は忘れたいくらいや
毎日が不安で苦しくて会いたくて
生きて帰ってきたら絶対に
そばにい続けるって決めたから
それでいま80年一緒におれる
孫達に囲まれて100歳迎えました
みんなのおかげです
私は、幸せですありがとう」
パチパチパチッ...
「彩くん」
「ん?」
「今日はありがとう
私、幸せや」
「お、おぅ...
当たり前や言うたやろ
幸せにするって
ワシは約束守るんじゃ」
「そうやった
私、彩くんの側におれて幸せ」
「...ワシもや
美優紀、これからも
ワシの隣でワシについてきてくれるか?」
「もちろんですよ」
ドタドタッ
「パパーママー!」
「んー?」
「おじいちゃんとおばあちゃん
起きてくれないっ!」
「えぇ?珍しいな
いつもなら2人で散歩に行ってるはずやのに」
みんなで寝室に行くと
そこには息を引き取った二人の姿が
「父さんっ!母さんっ!」
「嘘でしょ...?あんなに元気やったのに」
「2人、一緒に?」
「ッグッグ...」
「おじいっ...ちゃんっ」
「おばぁちゃぁぁん...」
泣き出す孫達
そのとき
「ハハハッ」
「父さん...?」
「ほら、みんなすごいなぁ
さすがやなぁ」
「え?」
「じいちゃんとばあちゃん
ずーっと一緒やねん
言うたとおりやろ?
死ぬ時やって手を繋いで
一緒やねん
それってすごいことや」
「...ホンマや」
「俺達のじいちゃんばあちゃんは
ホンマにお互い大切にして
皆を大切にしてた
そんな夫婦に俺らもならへんと」
「...」
「凪咲?柊?
ばあちゃんはの頭の上
ほら、ふたりの絵がある
すごく嬉しかったんや」
「柊...また絵書く!」
「凪ちゃんも!」
「恵、朱里ちゃん
アルバムも...ハハッこの写真
ばあちゃん大好きやったみたいや」
「...ばあちゃん」
「しんみりするのやめ!
じいちゃんもばあちゃんも
賑やかなのが好きや!
笑うんや」
「...」
「ほらっ」
「父さん...泣きながら笑って
変やっ...ハハッ」
「ハハッ...しゃーないやろっ
でも、笑えっ、みんな...」
「ハハッ」
「フフフッ」
山本家は一日中笑い声が聞こえた
ー美優紀
ーなんですか??
ー生まれ変わっても一緒になろう
ー何言ってるんですか、当たり前ですよ