「なんで...」

「へぇーこの人が
彩、俺らもう行くからな」

「お、おいっ待...」

ガシッ

「逃がさへん」

「なんでや...」

「あのねぇ高校生がこんな夜中に」

「何が目的や
昇進か?金か?
いくら欲しい」

「はーいとりあえず
連行」

「無駄やで!
金なら今もってへんし
俺は親父に」

「うるさいっ!」

「...」

「あのなぁ
私はあなたのが父親が
警察のトップだろうが
例え犯罪者やろうが
どーでもええ!
それよりもっ!」ビシッ

「おっ」

「山本彩、あなた個人に
言うてるだけ
はい、とりあえず
補導せーへんと」

「...」

「ほら歩いてー」

「...」

ドスッ...

「え?」

振り返ると
山本が膝から崩れ落ちていた

「ちょ、ちょっと大丈夫?」

「...あーあマジか」

「なぁ体調悪いん?」

しゃがみこんで顔をのぞき込むと
何か顔は赤いし熱でもあるのか?
そう思って触れようと思えば
今度は突然立ち上がる
よくわからなくて
見上げると
いつもの得意げの顔になってた

「渡辺美優紀」

「なに...わっ、きゃっ///」

ギュッ

「俺、お前のこと好きになった」

「はっ?」

「絶対落としたる...覚悟しろ」

「はぁ!?」

急に抱きしめたと思えば
このガキは

ドンッ!!!

「悪いけど
私は年上専門!
年下なんかに興味無いし!」

「ふーんあっそ」

「だからっ...あんたにっ///」

「そんなこと関係ねぇから
準備しとけよ美優紀...」

「あー!だからっ!
そーいうの無理!
アホちゃうん!
はぁ...ほら行くで」

「ん」

「は?」

「だから手」

「自分で歩け」

「逃げるで?(ニヤニヤ」

「はぁ...もぉ!
ホンマにガキっ
ほらいくで!」

「ほーい」