(どういうこと?)
(付き合ってるとか?)
(えーまじ?)

(皆静かに!
渡辺先生何してるんや!)

「ごめんなさい
分かってるんですよ
黙っとけばいいって
そうすれば幸せなのも
でも僕は嘘をついたまま
生徒達に教えることなんてできない
なによりこの気持ち消すなんて
したくない!
最低なのは分かってる
教師失格です
卒業まで君たちといれなかったこと
中途半端に関わったこと
でも今更やし
僕に言われたくないのは分かるけど
君たちには未来がある
僕は味方であるから
だから、自分の思った道進んで」

((...))

「短い間でしたが
お世話になりました」

「...けんな


ふざけんなっ!!!!」

「彩?」

「山本さん...」

「そーやって
それだけ言って終わりなん
先生のこっ...ンッー!!!」

「彩、おいで」

「山田っ、離して!」




「ハァハァ...」

「落ち着いた?」

「ここから出して」

「アカン落ち着くまでは」

「...ふぅ、落ち着いてるよ最初から」

「うん、知ってた」

「先生は
私のために
私に疑いの目が行かないようにした
だから...」

「うん、わざと
怒って先生のこと
嫌うようなこと言うたんやな」

「でも...うまくいかんかった
山田に止められへんかったら
きっと気持ち言うてた」

「あかんよ
分かるやろ渡辺先生は...」

「分かるけど!...でも
僕に任せてって...
いっつも...」

「彩」

ギューッ

「いいよ泣いても」

「嫌や、泣いたって
なにも...」

「いいから...泣き?
しんどいやろ?」

「っ...うわぁぁぁ...」



(渡辺キモイよなぁ)
(結局中途半端でさぁ)
(てか私たちのことも
そーやって見てたってことやんな)
(うわぁーないわぁ)
(あ、私頭触られた)
(うわぁ...)

クラスでは
皆が先生の悪口を言ってた

「あんたらっ...」

(なぁー彩もそう思うやろ?)
(てか付き合ってたん誰やろ)
(あれって合宿中ちゃうん)
(あれー?陸上部って...)

皆の好奇の目が私に注がれる
疑われてる
このまま素直になりたい
でも、それなら何のために...

(彩ぁー?)
(やっぱそーなん?)

先生っ...助けて






「あんたら!ええ加減にしぃや!」





茉由...