「ぐっ…」
「??」
俺は今、自分自身と戦っている
渡辺の部屋
俺は床に座って
渡辺はベットに腰掛けてる
楽しそうに話してるけど
俺はそれどころでない
渡辺はスカートを履いて
ベットに腰掛け
俺は床
皆まで言わなくても分かるやろ?
そーいうことや
「彩?どーしたん?」
「何もないわ」
「さっきから汗スゴイで?」
「あ、暑いねん!」
「そーなん?
冷房入れるな?」
「お、おぉ...
あのさ楽な服でええぞ」
「え?」
「ほら、よそ行きの服やから
くつろぎにくいやろ?」
「いや別に...」
「くつろぎにくいって!
見てるだけでもくつろぎにくそうや!」
「???
そう?分かったありがと」
バタンッ
「だぁぁぁ…マジで
なんでこんなんなるねん
こんなんキモイやろ
ホンマに...アカンって」
ガチャッ
「お待たせ」
「お、おぉ...ッ!!」
短パンにゆるゆるのTシャツで
現れた渡辺
「ダサいやんなー
部屋ではいっつもこうやからなぁ」
「...」
「ん?彩?」
「お、お前!
俺に恨みがあるんか!」
「へ?ないよ?」
「じゃあなんで...あー!もぉ!」
「??
ホンマに今日どうしたん?」
「それは...」
「...嫌やった?」
「は?」
「元の格好ででないとやったし
ほら囲まれたりもしたやん?
様子もおかしいし」
「いや...」
「ええよ無理せんで
私が彩の家行くから
外のデートは疲れるし
やっぱりや...」
「ちゃう...分かってへん」
「なに」
「元の格好にしたのは
自分の意思や
お前とおる時間まで
自分を隠すのが嫌なんや」
「嬉しいけど
じゃあなんで怒ってんの」
「いや...それは」
「言ってや!治すから」
「あぁ...それは」
「お願い...」
「いやぁ...あのさぁ
そーいうちゃんとした
理由じゃな...っ///」
顔を見れなくなって
目線を外すと
思いっきり谷間が見えた
目を離さなあかんのに
ガン見してしまう
そして
「あ...」
視線の先に気づかれた
「さいてー...」
「っ...だから言いたなかったんや!
大体な自覚ないねん
今日やって体のライン
分かりやすい服着てきて
部屋誘ったりとか
もーわからんねん!」
俺は渡辺に背中を向ける
ホンマに余裕ない
ださい、かっこ悪い
ギュッ...
「へ...」
「驚いた...
彩って慣れてないんや」
「は?」
「カッコイイしモテるのも知ってるし
何か言うわけちゃうけど
経験めっちゃあると思った」
「...ないよ俺
ダサいけどさ
ちゃんと付き合ったことない
何もしたことない」
「...そーなんや」
「はぁぁ...マジで情ねぇ」
「そんなことない
嬉しい...フフフッ
愛されてるなぁ」
「別に」
「素直になってや
おっぱい見て興奮したくせに」
「はっ!?誤解じゃ!
俺が見たのは谷間や!」
「やっぱ見てたんや」
「あ、...ッチ」
「フフフッ単純」
「うるせぇマジで」
チュッ
「へ...///」
「彩、好きやで
彩は側にいてや?」
「あぁ...」
「...フフフッヘタレ」
「なんやねん」
「唇にせぇへんの?」
「っ///興味無い」
「ふーんあっそ
じゃあ知らん」
「え、ちょっ...」
「もうムードも作ったらへん
残念でした
ジュースとってくる」
舌を軽く出して
意地悪そうに笑って
部屋を出ていった
「...マジで
なんか、俺
幸せかもしれへん」