「彩お疲れー」

「おーまーちゅんバイバーイ」

明日は休みかぁ
何しよっかな
デートとか...してみたいけど
でも

『優紀くん』

『ん?』

『明日休み?』

『仕事やねん(><)』

『そっか!頑張れー』

やっぱそうやんな
おかしいなぁ
今日やって先生にあったのに
もう会いたい...
学校の中やから
目も合わすこともできひんし
二人で居られへんから
なおさら辛かったり

『彩ちゃん』

「なにー?」

『彩ちゃんはどうか分からんねんけど
僕、めちゃくちゃ今
彩ちゃんに会いたい』

っ...
先生はいつもストレートや
だから恥ずかしくなって
何も返せない
付き合って2週間経つけど
まだ2人きりにはなれてないし
私やって好きと気づいてから
自分で自分が分からない

『彩ちゃんがよかったら
お昼から会わへん?』

『大丈夫なんですか?』

『仕事早く終わらせるから』

『また無理する...』

『僕が会いたいから
嫌かな?』

なんて返そう
分からない...難しい
でも、正直に

『私も会いたい』




次の日のお昼
優紀くんが場所を指定したので
そこで待っとく
すると車が来た

「お待たせ乗って?」

「あ、はい...」

助手席に乗ると
笑顔を向けてくれた

「おはよ」

「おはよございます」

「どうしたん?
元気ない?」

「いや、そんなんじゃ...」

「そっかまぁとにかく行こっか」

「はい」

車が走り出す
どこに行くかは知らんけど
私の緊張は凄かった
でも優紀くんが話しかけてくれて
何とか楽になった

「...でなぁおもろいやろ」

「面白いですね
先生にもそんなことが」

「...」

「え?」

突然黙り込んでしまった
優紀くん
私なんかした?
車を路肩に止めて
シートベルトを外して
私を見つめる

「なぁ敬語やめへん?」

「あっ...」

「LINEやったら
優紀くんやけど
話す時やと先生やし」

「ごめ...」

「謝ってほしいわけちゃうねん
ただ寂しくてさ...」

そう小さく呟いて
私の手を握った

「...優紀くん」

「ん?」

「ちゃんと、呼ぶから///」

「彩ちゃん...」

優紀くんは私の手を握って
微笑んでくれる
ものすごく落ち着く
これが...好きってことなんや


「ご飯ここにしよ
すいません予約してた渡辺です」

「予約してくれてたん?」

「まぁね」

「ありがと」

「いいえー」

お店はお洒落なところで
大人やから
こーいうとこ知ってるんや

「このサラダ美味しいっ」

「フフフッ」

「ん?...っ///」

「ドレッシングついてる
...ん、美味しい」

「っ...」

「真っ赤や」

「もぉ」

「可愛い...あ学校から電話や」

「出ていいよ?」

「ごめんすぐ戻る」

すごいなぁ
全部余裕って感じで
お店やって私が好きなものばっかり
のところやし
仕事もまた無理したんやろうなぁ
私ばっかり...いい思いしてる?


「美味しかったなぁ」

「うん...」

「彩ちゃん?」

「なぁ、止めて?」

「え、おぉ」

車を路肩に止める
優紀くんは不思議そうに
私の方を見つめた

「なぁ...私、優紀くんのこと
何も知らへん
それに何もできひん」

「ん?」

「優紀くんは大人で
何でもしてくれるけど
私は子供でも何も出来んくて
優紀くんばかりに...
それが、嫌」

「...はぁ」

めんどくさいんやろうな
子供なんやろうな

「彩ちゃぁん」

「はい」

「そーいうとこやで?」

「え...?」

「正直、僕のベタ惚れなわけやん?
それからそんな風に
言ってくれるなんて
幸せでしかないねん
だからありがと」

「...違う」

「ん?」

「優紀くん、ちゃんと言うて」

「...彩ちゃん」

「アカン?」

「...好きや」

貴方の優しい手が
私の頬を包む
あまりにも優しく撫でるから
くすぐったくて
なんか泣きそうになる
頭を撫でて
そのまま首に手が降りてきて
抱きしめられる
すごいなぁ匂いまで優しい

「耳まで真っ赤
誘ってきたくせに」

「誘ってなんかない」

「僕やって我慢に限界あるで?」

「限界...?」

「ふぅ...純粋やな
ますます我慢せな」

「え、我慢?
そんなんしなくてええ
優紀くんいっつも...」

「ちゃうちゃう
そういうのちゃうくて...
うん、まぁ大丈夫やから、な?」

「?」