「ん、んぅ...」
「目、覚めた?」
「田中さ...ッ!!」
起きたときに気づいた
下半身に激痛
起き上がりたくても
起き上がれない
体中がしびれてるし
四肢が縛られている
「なん、で...」
「有名なビッチ渡辺美優紀って
意外と純粋やってんなぁ
優しくする度に
ハハッ笑いが、止まらんかった」
今までの優しいオーラはなくなり
嫌悪と憎悪の笑顔の田中さん
「しばらく楽しませてもらうで?
俺のお友達も待ってるから」
「いや!やめて!
ンーッンッ!!!」
バキッ!!
「うるせぇよクソアマ
お前みたいなビッチに
恋愛できるわけないやろ?
お前はただ欲のままに足開けばええんや」
「ンーッ!ンーンーッ!」
違う、私は
ホンマに好きな人を
笑われるかもしれへんけど
運命の人を
王子様を待ってた
優しくて私だけを愛してくれる
でも、もう無理なんかな
とにかく、明日になれば
朱里が...
「あーそうや
お前の友達
朱里ちゃんやっけ?
あの子には言うといたで?
インフルなったから
1週間休むって
うつるかもしれんから
お見舞いはこんとってってな?」
「ッ!?」
「ほんまはあの子もまとめてやったけど
余計なやつ連れてきたからな
厄介は困るし
まぁ本来の目的はお前やから
助けてくれたとか言うてたけど
全部ぐるやしハハッ」
「...ハァハァ」
「ハハッ!!どうや今の気持ちは
全てを失った気持ち
ハハッ!!」
そっか...私もう何もないんや
ここで死ぬんやろうな
助かっても
こんなことされて生きていかれへん
でも、いっか
未練やってもうないし
私は...
(自分のこと大切にしろよ)
(アホちゃうん?)
(もう助けへんから)
山本...
アンタの言う通りやった
私がアホやった
アンタのこと信じたら良かった
もし、会うことが出来たら
謝りたいな...
「インフル?」
「やってーLINE来ててさ」
「へぇー
風邪じゃなかってんなぁ」
「みたい...
お見舞いはこんとって言うてるし
しんどいときに行っても
迷惑になるやんな」
「そうやな」
「ん?どうしたん?恵」
「いや、何か
上手く行き過ぎてないかって...」
「えー?どういうこと?」
「こっちの話
ま、みるきーが復帰して
授業ついていけるように
ノートとっとこ?」
「そうやね!」
「インフルねぇ...
あの尻軽」