アンこびが書きたくて...





ドンガラガッシャーン!

(すいませんでしたぁぁ)

「フフフッうるさいお口やなぁ」

(ヒィッ!!)

「フフフッじゃぶじゃぶー」



ブーンブンブンッ

「おいっ!こびー何してんねん」

「...」

「戻れ」

「ッチ、しけた
帰る」

「こびー!」

後ろでアントニオは叫んでるけど
それを無視して自分のバイクに
跨ってエンジンをかける

こんなことでしか
アントニオに逆らえない
いつもは舌打ちしながらも
ちゃんとアントニオについて帰るし
そもそもひとりで勝手に暴れない
それには理由がある

昨日のことやった

「アントニオー
仕方なくタバコ...」


「私はてっぺんやで...」

部室から声がする
そっと覗いたら
レッドとアントニオ

「でも私は姐さんのことが好き」

「レッド...立場考えろ
悪いな...お前の気持ちは嬉しい
下から好かれる上は幸せや
ありがとうな」

「私がもっと上に行けたら
考えてくれますか?」

「ハハッ待ってる
上がってこいいつでも」


ドンッ
「なにあれ」

別にレッドに腹はたってない
いつもまとめてくれるし
アントニオを好きなのは分かってるから
それに私も同じやから
問題はアイツ
待ってる?嬉しい?
私しかおらへん言うてるくせに

「最悪ムカつく」

思い出しただけでも
腹たってきた
昔からそう
中学の時やって
私を抱くだけ抱いて
他の女の子に手出して
私が不機嫌になったら
軽い愛の囁きをして

「ホンマに...」

ブーンブンブンッ
ブーンブンブンッ

バイクの速度を上げまくって
路肩に止まって
タバコを吸うと
バイクの大群が来て
私を囲んでくる

(お姉さん可愛いやん)
(バイクかっけー)
(なぁ...ホテル行かへん?)

汚い笑い方
虫唾が走る
まぁでもえっか
たまには男に抱かれても

「ええよ?
でも私甘くないで?」

(へぇー)
(ええやんか)
(楽しむわ)

男の首に手を回した時
聞きなれたバイクの音

ブーンッ!!!

(あ?誰や?)
(え、お姐さんも可愛いやん)

「あ?」

(ッ!?)

「散れ」

(い、行くぞ!)
(やべっ!)



「おいこびー」

「...なに?今いいとこやった」

グッ!!

「うっ...」

「誰に逆らってんねん」

「ほっといて」

「答えろお前はなんや」

「うるっさ、いっ...」

「答えろ言うてんねん」

「っ...アントニオの
下っ...」

「やな...分かってるやろ」

やっと開放された
胸ぐらを直して
睨みつけると
アントニオは余裕の笑み
もう一回タバコに火をつけようと
最後の1本を取り出したら
奪われてアントニオが吸う

「ッチ...」

「おい」

「なに...ンッ///」

口の中に広がる
タバコの苦さ
それと同時にくる
アントニオとのキスとの甘さ
あんだけアントニオに
反抗的な態度とるけど
やっぱり惚れてるんやろう
唇が離れそうになる度
必死に首を掴む

「...ハァ
どんだけ私のこと好きやねん」

「うっさい」

「なんや、今日はホンマに
機嫌悪いな」

「自分の行動振り返れば?
最悪、最低」

「ほぅ」

「はぁ邪魔されたからな
せっかくヤれると思ったのに」

「なぁ」

「なに?」

「...誰かに触らせんなよ」

「それは分からんな
私は自由に...」

「お前は私のや」

「何それ」

「他のやつにお前はやらん」

「それは私が決めることやろ」

「違う
お前の全部私のものや」

「勝手やなホンマに」

「それが私や」

「意味分からん」

「まだ拗ねてんのか?
私にはお前だけや」

「もう騙されへん!
いっつもそうやん!
だから私は...ッン」

「悪いなアホすぎて
話聞くのもだるなったわ
なんで分からへんねん
私がわざわざ迎えに行くのも
こんなに依存してるのも
お前だけや」

「うそつき」

「はぁめんどくさい女やな
早よバイク乗れ
帰るで」

「はぁ...」

「このまま家行くわ」

「え?」

「体に教え込んだる」

「結局それが目当てなんやろ」

「当たり前やろ
お前ほどええ体
ヤらん方がどうかしてるわ」

「最悪」

「ま、だからある意味
お前がおらんと
私は生きてかれんねん」

「...なんやそれ」

「ニヤケてんで」

「うるさい」