「よし!これなら大丈夫やで!」
「ふぅまぁ頑張るわ」
「その息や彩!」
大会が近づいている
調子も良くなってきて
結構いい感じ
もしかしたら上に行くかも
なんて思えるほどに
ガチャッ
「ただい…」
(もう無理ですよ)
(そうやな)
(あの子が何したいか分からない)
(あぁ)
(急にまたやり始めたんですよ?
散々嫌がったくせに)
(そうやな)
(あの足で昔の自分超えることなんて
できないでしょ)
できない...
自分を超えれない...
(だから...彩っ
い、いつからそこに)
「初めからおった」
(...)
「悪かった」
(え?)
「せっかく拾ってくれたのに
私は、おばさんらの期待
応えられへんから」
(彩っ、どこに)
「もう、いいから」
キィーキィー…
「はぁどうしよ」
もうあそこには戻りたくない
でも行く場所なんて
美優紀に会いたい
でもこの顔では会えない
結局...何もできない
「美優紀…」
「呼んだ?」
「え…?」
振り返ると
朱里に車椅子を押してもらう
美優紀やった
「渡辺...」
「なんで私の前やと
下の名前呼ばへんのよもぉ」
「別に、それより
何でここに」
「みるきーが彩ちゃんが
呼んでる気がするって」
「え...」
美優紀は車椅子を手で漕いで
私の目の前まで来た
「大丈夫やで彩ちゃん
彩ちゃんなら飛べる」
「っ...」
胸の中にあった黒い何かが
すぐに消えていった
美優紀に言われたら大丈夫やって
そう思えた
それと同時に目から涙
「大丈夫...大丈夫」
私は何でこんなに弱いんやろ
美優紀は何でこんなに強いんやろう
ホンマは苦しいのは美優紀やのに
私は励まされてばっかりで
「彩、朱里の家おいで
一人暮らしやし
遠慮せんでええよ」
「でも...」
「このままやったら
元カノさんのとこ行くやろ?」
「あ、あぁ」
「それはみるきー可哀想やで?」
「...お願いします」
「うん
じゃあ部屋少し片付けてくる
みるきーのこと病室まで
送ってあげて」
「分かった」
「渡辺」
「んー?」
「苦しくないんか...その
色々と」
「苦しくないで」
「え...」
「彩ちゃんがおるから」
「...」
「彩ちゃんがおったら
苦しくてもすぐ忘れちゃう
私ベタ惚れやな」
たまらなくなったんや
体が動いていた
ギュッ
「彩ちゃん…?」
「好きや、美優紀
大好きや
お前がおらんとあかん...」
「彩ちゃん...」
「明日、大会がある
見に来てほしい」
「うん、行く
飛んでや?」
「分かってる
絶対飛んだる
美優紀のために」
「っ...」
「美優紀…?」
「フフフッ...何もない
ふぅ、うん
明日楽しみにしてる」
「おぅ」
「じゃあ...おまじない
彩ちゃんしゃがんで」
美優紀の目線と同じ高さになると
美優紀は私の首に腕を回して
唇を合わせた
「これで飛べるやろ?」
「...」
「ん?」
「飛んだらご褒美ちょうだい」
「ご褒美?」
私は美優紀に近づいて
耳元で囁く
「もっと...激しいキス、とか?」
「ふぅまぁ頑張るわ」
「その息や彩!」
大会が近づいている
調子も良くなってきて
結構いい感じ
もしかしたら上に行くかも
なんて思えるほどに
ガチャッ
「ただい…」
(もう無理ですよ)
(そうやな)
(あの子が何したいか分からない)
(あぁ)
(急にまたやり始めたんですよ?
散々嫌がったくせに)
(そうやな)
(あの足で昔の自分超えることなんて
できないでしょ)
できない...
自分を超えれない...
(だから...彩っ
い、いつからそこに)
「初めからおった」
(...)
「悪かった」
(え?)
「せっかく拾ってくれたのに
私は、おばさんらの期待
応えられへんから」
(彩っ、どこに)
「もう、いいから」
キィーキィー…
「はぁどうしよ」
もうあそこには戻りたくない
でも行く場所なんて
美優紀に会いたい
でもこの顔では会えない
結局...何もできない
「美優紀…」
「呼んだ?」
「え…?」
振り返ると
朱里に車椅子を押してもらう
美優紀やった
「渡辺...」
「なんで私の前やと
下の名前呼ばへんのよもぉ」
「別に、それより
何でここに」
「みるきーが彩ちゃんが
呼んでる気がするって」
「え...」
美優紀は車椅子を手で漕いで
私の目の前まで来た
「大丈夫やで彩ちゃん
彩ちゃんなら飛べる」
「っ...」
胸の中にあった黒い何かが
すぐに消えていった
美優紀に言われたら大丈夫やって
そう思えた
それと同時に目から涙
「大丈夫...大丈夫」
私は何でこんなに弱いんやろ
美優紀は何でこんなに強いんやろう
ホンマは苦しいのは美優紀やのに
私は励まされてばっかりで
「彩、朱里の家おいで
一人暮らしやし
遠慮せんでええよ」
「でも...」
「このままやったら
元カノさんのとこ行くやろ?」
「あ、あぁ」
「それはみるきー可哀想やで?」
「...お願いします」
「うん
じゃあ部屋少し片付けてくる
みるきーのこと病室まで
送ってあげて」
「分かった」
「渡辺」
「んー?」
「苦しくないんか...その
色々と」
「苦しくないで」
「え...」
「彩ちゃんがおるから」
「...」
「彩ちゃんがおったら
苦しくてもすぐ忘れちゃう
私ベタ惚れやな」
たまらなくなったんや
体が動いていた
ギュッ
「彩ちゃん…?」
「好きや、美優紀
大好きや
お前がおらんとあかん...」
「彩ちゃん...」
「明日、大会がある
見に来てほしい」
「うん、行く
飛んでや?」
「分かってる
絶対飛んだる
美優紀のために」
「っ...」
「美優紀…?」
「フフフッ...何もない
ふぅ、うん
明日楽しみにしてる」
「おぅ」
「じゃあ...おまじない
彩ちゃんしゃがんで」
美優紀の目線と同じ高さになると
美優紀は私の首に腕を回して
唇を合わせた
「これで飛べるやろ?」
「...」
「ん?」
「飛んだらご褒美ちょうだい」
「ご褒美?」
私は美優紀に近づいて
耳元で囁く
「もっと...激しいキス、とか?」