「ふぅ」
「お疲れ様です
先輩っ」
「おぉ‥‥」
ハイジャンの練習を再開した
部活に戻ったわけちゃうけど
自主練っていうか
まだ全然飛ばれへんくて
感覚戻してる感じやけど
「私詳しくないからなぁ」
「まぁ、そうやな」
「…先輩」
「ん?」
「陸上部に戻った方が
いいですよ
やっぱり誰かから
アドバイスもらわへんと」
「分かってる
でも今の状態では行かれへん
もう少し飛べるようになったらな」
助走の位置に戻って
軽くジャンプして
走り出す
シュッ!!!‥‥カンッカンカンカンッ
「くそっ‥‥」
「助走、合ってへんよ」
「え?‥‥あ」
「久しぶり彩」
「‥‥菜、山田」
「うん」
「日本、いたんや」
「ちょっと前にね
まぁ半年ぐらいやけど
また向こうに戻る予定」
「そっ…」
「あ、あの先輩」
「あぁ、山田菜々
私の中学の時のコーチや」
「あ、そうなんや
渡辺美優紀です」
「初めまして
山田です」
「…」
「あ、じゃあ私戻るわ
生徒待たせてるし」
「おぉ」
「綺麗な人ですね」
「そーか?」
「‥‥好きやったんですか?」
渡辺の顔を見ると
真剣な顔でこっちをみる
いつもなら流すけど
何だか流せなかった
「‥‥付き合ってたんや」
「そう、ですか」
「中学の時にな
菜々のことが好きで
大会で優勝して告白して
付き合った」
「なんで別れたんですか?」
「私が家のこととか
まぁメンタル的に追い込まれて
それを全部菜々に当たったんや
連絡とらんくなって
菜々は実力を買われて
海外のチームのコーチとして
去っていってそれでや」
「じゃあ先輩はまだ
菜々さんのこと」
「いや、そんなことない」
「そう、ですか?」
「あぁ菜々の実力はすごい
指導力もある
菜々がいたら飛べた
確かにそう思うけど
今は好きかどうかじゃなくて」
「…」
「それに私は
菜々を困らせてばかりで
これ以上困らせることなんか
第一菜々は超一流の選手見てるんや
私みたいな落ちこぼれ
見てる場合ちゃう」
「‥‥でも菜々さんがいた方が」
「ええねん」
渡辺は苦しそうやった
そりゃそうや
渡辺は少なからずというか
私に好意を持ってくれてる
その相手の元カノの話なんか
聞きたくないやろ
「渡辺~練習‥‥っ!?」
「彩遅いで!」
「菜っ、山田!
なんでここにおるねん」
「みるきーから頼まれてん
彩のコーチしてあげてって」
「いや、だって
お前には選手が」
「そーやけどずっと見てるわけちゃうし
それに彩には
また世界で戦ってほしいからさ」
「よいしょ‥‥あ、先輩」
「渡辺、お前」
渡辺を引っ張って
隅まで連れる
「お前なんで‥‥」
「だって菜々さんいたほうが
先輩飛べるっていったから
私、専門知識ないから
先輩を飛ばすためには
菜々さんが必要でしょ」
そう笑った
なんでか分からない
なんでか分からないけど
胸が痛んだ
なんでか分からない
なんでか分からないけど
悲しかった
「お疲れ様です
先輩っ」
「おぉ‥‥」
ハイジャンの練習を再開した
部活に戻ったわけちゃうけど
自主練っていうか
まだ全然飛ばれへんくて
感覚戻してる感じやけど
「私詳しくないからなぁ」
「まぁ、そうやな」
「…先輩」
「ん?」
「陸上部に戻った方が
いいですよ
やっぱり誰かから
アドバイスもらわへんと」
「分かってる
でも今の状態では行かれへん
もう少し飛べるようになったらな」
助走の位置に戻って
軽くジャンプして
走り出す
シュッ!!!‥‥カンッカンカンカンッ
「くそっ‥‥」
「助走、合ってへんよ」
「え?‥‥あ」
「久しぶり彩」
「‥‥菜、山田」
「うん」
「日本、いたんや」
「ちょっと前にね
まぁ半年ぐらいやけど
また向こうに戻る予定」
「そっ…」
「あ、あの先輩」
「あぁ、山田菜々
私の中学の時のコーチや」
「あ、そうなんや
渡辺美優紀です」
「初めまして
山田です」
「…」
「あ、じゃあ私戻るわ
生徒待たせてるし」
「おぉ」
「綺麗な人ですね」
「そーか?」
「‥‥好きやったんですか?」
渡辺の顔を見ると
真剣な顔でこっちをみる
いつもなら流すけど
何だか流せなかった
「‥‥付き合ってたんや」
「そう、ですか」
「中学の時にな
菜々のことが好きで
大会で優勝して告白して
付き合った」
「なんで別れたんですか?」
「私が家のこととか
まぁメンタル的に追い込まれて
それを全部菜々に当たったんや
連絡とらんくなって
菜々は実力を買われて
海外のチームのコーチとして
去っていってそれでや」
「じゃあ先輩はまだ
菜々さんのこと」
「いや、そんなことない」
「そう、ですか?」
「あぁ菜々の実力はすごい
指導力もある
菜々がいたら飛べた
確かにそう思うけど
今は好きかどうかじゃなくて」
「…」
「それに私は
菜々を困らせてばかりで
これ以上困らせることなんか
第一菜々は超一流の選手見てるんや
私みたいな落ちこぼれ
見てる場合ちゃう」
「‥‥でも菜々さんがいた方が」
「ええねん」
渡辺は苦しそうやった
そりゃそうや
渡辺は少なからずというか
私に好意を持ってくれてる
その相手の元カノの話なんか
聞きたくないやろ
「渡辺~練習‥‥っ!?」
「彩遅いで!」
「菜っ、山田!
なんでここにおるねん」
「みるきーから頼まれてん
彩のコーチしてあげてって」
「いや、だって
お前には選手が」
「そーやけどずっと見てるわけちゃうし
それに彩には
また世界で戦ってほしいからさ」
「よいしょ‥‥あ、先輩」
「渡辺、お前」
渡辺を引っ張って
隅まで連れる
「お前なんで‥‥」
「だって菜々さんいたほうが
先輩飛べるっていったから
私、専門知識ないから
先輩を飛ばすためには
菜々さんが必要でしょ」
そう笑った
なんでか分からない
なんでか分からないけど
胸が痛んだ
なんでか分からない
なんでか分からないけど
悲しかった