「おつ」
「ありがとう
来てくれるなんて
思わへんかった…」
「付き合いやから
ほら帰るで」
「うん…」
「あ…そのダンス
良かったんちゃう?」
「うんっ!」
「引っ付くな」
「ええやんかぁ」
(楓子)
「あ、どうも」
「…誰?」
「前に…ちょっと」
「…何やねん」
「あ、えっと…
告白、してくれて」
「そっ…好きにすれば
俺先帰る」
「…」
部屋に戻って
ベットに寝転ぶ
イラつくねんなんか
アイツなんやねん
エロい目で見んな
楓子も楓子や
あんなやつほっとけばええものを
まさか好きなんか?
俺以外の奴見るなんて
「てか、なんでこんなに
イラついてるねん」
ガチャッ
「百ちゃん」
「百ちゃん言うな
てか何できてん」
「…まだいたかったから」
「俺はそんなに」
「なんでそんな事言うんよ」
「思った通りのこと
言うただけ
お前見てたら
イライラするから
まじで消えて」
「…もういい」
バタンッ!!
イライラする
こんなこと何回もあった
女が出ていったことなんか
でも何も思わんかった
むしろラッキーやった
なのになんでこんなに
イラつくねん…
「…分かってるけどな
あー!めんどくせ」
「楓子!!」
「…なに」
「分かったから
早く部屋もどれ寒い」
「何それ
イライラするんやろ
消えてほしいんやろ!」
「いや、それは…」
「傷つかんと思ってた?
私なんかした?
百ちゃんのこと分からへん」
「俺やって分からん!」
「はぁ?」
「分からんねん
じぶんでも
イラつくねん
言うたろ
俺以外見るなって
俺だけ見てほしいねん
他に見て…
好きになられたら困るから」
「…」
「俺、強がってるけど
ほんまはだいぶビビってるし
全然弱いから
怖いんやおらんくなるのが」
「…ずるい」
「は…」
「そういうの言われたら
ほっとかれへんやんか」
楓子は俺の首に腕を回した
「ごめんな?百ちゃん
ホンマにあの人とは何にもないから」
「分かってる…」
「心配せんでええよ
私は百ちゃんが好き
素直になられへんの知ってるから
でもたまには素直になれる日
作ってや…」
「…おぅ」
「ありがと…」
「楓子」
「ん?」
「最初会場行った時
俺、楓子の見るっていうより
かわいい子おらんかなとか
そんなんやった
でも始まったら
楓子しか見てなかった
俺、変わったみたいや」
「…最低やけど
嬉しい」
「悪かった
消えろとか言うて
反省してる」
「どーしよっかなー?」
「はぁ?」
「私のこと…好き?」
「そういうの無理」
「じゃあ許さへん
傷ついた
傷ついたなぁー!
あー!傷ついたなぁー!」
「ッチ…きや」
「え?」
「好きや!
これでええやろ」
「ヘヘヘッやった…ンッ///」
「…優位に立たれるのは
好きちゃうねん
ほら、帰るで」
「また上からやぁ!」