次の日学校に行く
何のために来てるんやろ
もう意味なんてないのに
「何のために…生きてるんやろ」
ガチャッ
「彩先輩」
「…」
「ちょっと、待ってくださいよぉ」
「触んな
てかアンタ誰?」
「あ、私は渡辺美優紀
1年B組です」
「何の用なん昨日から」
「別に用ってほどじゃなくて
お礼言いたくて」
「お礼?」
「そうです
入学試験の時
助けてくれたから」
「…あ」
そう言えばあった気がする
でも昔のことは思い出したくない
「別に」
「あの時先輩が
絡まれてる私を助けてくれなかったら
きっと私は」
「気まぐれや
礼言われることちゃう」
「…変わりましたね」
「…」
「びっくりしました
先輩すっかり変わってるから」
「あの時の山本彩は消えた
だからアンタが思ってる
私は死んだんや」
「いますよ目の前に」
「…もうええ
話してもムダや
早く出ていけ」
「嫌です
まだ先輩といたいんです」
「は?」
「私、先輩が好きです」
「…意味分からん」
「好きなんです
だから
先輩を笑顔にしてあげます」
「私はもう笑わへん」
「それを変えます」
「…ムダや」
「できます」
「…」
「何で飛ばないんですか?」
「っ…お前に関係ない
思い出したくもない」
「…じゃあもう
昔の話しません」
「ええから出ていけ」
「嫌ですよ
先輩といたいから
笑顔にしたいんです」
「…寝る」
「おやすみなさい
先輩」
「…ッチ」