大会が始まって
ドンドンいろんなチームが
踊っていく
みるるんまだかなぁ

「あ、あの子可愛い!」

「いやぁその隣の方が
スタイルええやん」

「二人とも
ダンスを見ましょうよ」

「そういう凜々は
誰やねん」

「ぼ、僕はそんなの…」

「誰やぁ?」

「あ、あの人」

「うわぁ爆乳(笑)」

「うるさいですっ!」

「ハハハッ!
あ、あれちゃうん!」

やっと待ち望んでた
なんば女学院の出番
結構な人数のセンターは
みるきーやった
みるるんどこやろ
何となく後ろを探してた

「おい愛梨
お前の彼女前やで」

「え?…あ」

みるきーの右横
一番前の列やった
俺の中でのみるるんの
イメージは
ちょっとドジな女の子で
まさかこんな目立つところで
踊るなんて思わなかった

「綺麗…や」




「まだかな…」

ドンッ!!

「お待たせっ!」

「お、おぅ」

「見に来てくれてありがとねー」

「いや、そりゃ
見に行くでしょうよ
彼女やし」

「フフフッ愛梨ーっ」

「あぁ恥ずかしいやん
ほら帰ろっ」

「手繋ごー」

「ええでー」

隣で歩く彼女は可愛い
さっきとのギャップがすごくて
恥ずかしくなるくらい

(あ、あのー!)

「え…」

(白間美瑠さんですよね!)

「そうやけど」

(ファンです!
も、もらってください!)

「え、ちょっと!!
もらっちゃった…」

「…なんなんそれ?」

「…お菓子?」

「へぇ、てかファンって」

「なぁー
お、やったぁ
美瑠好きなやつやー
これ、愛梨好きなやつやでー」

無邪気に言うみるるん
少し歩くスピードを遅めると
どんどん先に行く
そうやんな…
みるるんが遠くにいってる気がする
止まってたら
追いつかれへん

ギュッ

「愛梨?」

みるるんの服の裾を掴むと
不思議そうな顔で
こっちを見た

「あんまり…遠く行かんとってや」

相当情けない声なんやろうな
俺が言ったら
みるるんは笑顔になった

「愛梨可愛いー」

「はぁ?」

「子供みたいー
うりうりー!」

「やめろぉー」

「髪の毛とかセットしてるけど
背伸びやでー」

「はぁー?
俺は…」

「美瑠は愛梨とおるよ」

「…」

「だから大丈夫」

分かった?って
頭をなでてくる

「だから子供扱いするな
同い年やろ」

「美瑠の方が2ヶ月早いもん」

「たった2ヶ月やん」

「おっきいでー」

「その割には
ちっちゃいけど?」

「むっ!」

「ハハハッ!」

「何なんよ!」

「いや、好きやなって
俺がアホやった
遠くに行かせへん
手繋いで一緒に進めばええんや」

「っ///
そ、そうやで!
ホンマにアホやな」

「うっさいなぁ」

「あー美瑠疲れた
おんぶ!とりゃっ!」

「うぉっ…ったく
ちゃんとつかまりやー」

「わかってるわかって…」

「美瑠、好きやで」

「え…」

「はいしゅっぱーつ」

「な、なぁ!今、美瑠って」

「んー?」

「ちょっともぉー!」

「ハハハッ!」