「はぁ…うぉぉ…」
「唸るな」
「うるさいリア充」
「へ?ちょちょいっ!
おい百、凜々どうしてん!」
「…」
「彩ぁやめとき
百、さっき凜々に
だいぶ塩対応されて
落ち込んで再起不能や」
「おいおい」
「ま、予想はつくけどな
チェリーボーイの性やろ」
「ぬぅお」
その後の練習では
凜々が今までに見たことないほど
活躍をしてシュートを決めていた
なんか、凜々じゃない…
そんなに悩んでるってことか
しゃーないここは優しい優しい
この愛梨様が人肌脱ぎましょうかね
「ただいまー」
(おかえりー
お客さん来てるで)
「お客さん?
あぁ…」
(フフフッお母さん
気を使ってちょっと
遅くまで買い物行ってくるなぁ)
「え、ちょっと
別にええのに
百先輩でしょ」
ガラガラッ
「先輩
さっきは言いすぎてごめっ!?!?」
「お邪魔してます」
「っ!!
し、しつれいしました!!!」
バタンッ!!
どうやら
家を間違えたみたいや
お母さんも家を間違えたんやなきっと
家に帰…
ガシッ
「どこ行くん?」
「フェッ!!!あ、家を間違えた」
「間違える訳ないやろ?
ここは凜々くんの部屋
入って」
手を引かれて
中に入ると
部屋にはたくさんの本
確かに僕の部屋
じゃあなんで恵さんが?
「恵さん部屋間違えてますよ」
「え?間違える訳ないやん」
「じゃあなんで…」
「会いに来たの」
「え…」
「凜々くんが
逃げるから
愛梨君から連絡来て
家教えてもらってん
迷惑やった?」
「そんなことありません!
あの、前はすみませんでした
急に抱き着いたりして…」
「…よかった
別に怒ってへんよ?」
「ありがとうございます
あ、えっと
とりあえず座ってもらって」
「あぁうん」
僕のベットに女神が腰かける
僕のベットに女神が…
黒髪は綺麗で
足だって長くて
他にも…
「あ、あの凜々くん?」
「は、はい」
「あの、目がやらしいんやけど…」
「ッ!?す、すいません!」
「あ、ちょっと!
そこまでせんでもええから」
「恵さんがあまりにも美しすぎて
目に焼き付けるのに必死でした!」
「ッ///」
「はぁ…僕はホンマに…何を」
「う、うん」
「あ、もうすぐ暗くなりますね
送っていきます」
「待って…あのさ」
「どうしたんですか?」
「もうちょっと
いたら…アカンかな?」
「へ?」
「あ、えっとその」
「お、お、お、」
「凜々くん?」
「だ、だめだっ!!
帰ってください!」
「え…」
「ぼ、僕が未熟だから!
気持ち悪いやつなんで!
いやらしいことを
り、理性をたもてないんです!
ごめんなさい!!」
「凜々くん」
「僕は、先輩たちみたいに
カッコ良くないし
物事を流したりできない
僕はっ…」
ギュッ…
「え…」
「初めてやそんな男の子
普通ならそんなこと言わへんで?
それやのに
正直に言ってくれる
凜々くんとおったら
すごい安心するねん
それと一緒に…ドキドキする」
「ド、キドキ?」
「家帰っても
笑った顔とか思い出しちゃうし
サッカーしてるとこも
かっこいいって思う
前に抱き着かれたとき
ドキドキして眠れへんかった
だから、確かめにきてん」
「確かめに…」
「なぁ私のこと
どう思う?」
「そ、それは
す、好きです…
でも、僕に恵さんは」
「男がもっとも好きなものは二つ。
危険と遊びである。
そしてまた、男は女を愛するが
それは遊びの中で最も危険な
遊びだからだ。」
「それは…」
「凜々くんの好きな
ニーチェの言葉…
私が釣り合わへんっていうなら
それは危険ってことやろ?
なら私で遊んでくれへん?」
「恵、さん
でも…」
「…そっか
ごめん
何してるんやろうな
好きな言葉使っちゃってごめん
やっぱり帰る」
「い、行かないで!」
「え…」
「僕に、僕に
恵さんをください」
「凜々くんっ…」
「釣り合わないのわかってるけど
でも、恵さんが
誰かのものになるのは
耐えれないからっ!
だから僕は
恵さんの、か、彼氏になって!
恵さんと釣り合う人に
な、なります!」
「っ…ホンマに?」
「は、はい
ホンマに、です」
「ありがと…」
ギューー
「お、おぉぉ///」
「好き、大好き
凜々くんは私の…」
「はい、こんなので
よければ」
「私は凜々くんのな?」
「光栄です///」
「凜々くんキス…」
「恵さん…ぼく
もう…」
バタッ!!
「え、ちょっと!鼻血っっ!
はぁアホ
そんなんでこれから
やっていけんの?」
「…けい、さぁん」