「姉ちゃん…」
「彩…ごめんな」
「なんで謝るん」
「ずっと彩に頼りっぱなしで
彩のこと傷つけた
今やって困らせてる
ホンマに…」
「困ってなんかない
そうやな
嬉しすぎて困ってる…って感じ?」
「え…?」
「俺やって…ずっと
姉ちゃんが好きやった
ずっとずっと…
姉ちゃんだけが好きやった」
「…え」
「気持ちは伝えへん気やった
姉ちゃん困らせたくない
何よりこの感情はおかしいって
でも、もう否定したくない
周りにどう思われても構わへん
俺は!姉ちゃんが好き」
「さ、やかっ…」
そっと近づいて
泣く姉ちゃんを抱きしめようとする
でも躊躇してしまって
なかなか抱きしめれない
すると姉ちゃんが抱きついてくれた
「…彩っごめん
ごめんなぁ…」
「謝らんとってや…」
「彩、彩ぁ…」
「俺はここにおる
苦しめてごめんな
これからは
一番近くで見てるから
そばにおるからな…」
「あれー?お兄ちゃん
ご飯はー?」
「もう出来てるで
リビング行ってて」
「はーい
あ、お姉ちゃん呼んでこよっか?」
「いや、ええよ
俺が行くから」
「分かったー」
ガチャッ
「姉ちゃん…」
「彩、ご飯できたん?」
「うん、姉ちゃんが好きな
ハンバーグ作った」
「やった、ありがと」
チュッ
「っ///」
「あ、ごめん…」
「ええよ…」
「この癖直さへんとな…」
「直さんでええ
俺、嬉しいし…」
「…ホンマに?」
「でも、ほんまは…」
「…ンッ///」
「く、口がいい///」
「…」
「ほら、行こ?」
「…待って」
「え?うぉ///」
「まだ、足りひん…」
「姉ちゃ…ンッ///」
「彩の…もっと近くに…っ」
「さて、付き合ったお祝いとして
ケーキなんか買ってしまった
先輩と美瑠ちゃんと食べ…っ!!!
あの人は…」
(あ、凜々花ちゃん
こんばんは)
「こ、こんばんは」
(元気そうでよかった
あ、私行かへんと)
「は、はい
先輩…
早くも最大の試練が
向かってますよ」