自分はどれだけ情けないか
凜々花はどんな顔してるんやろ
怒ってる?それとも呆れてる?
それとも…
恐る恐る顔を上げたら
予想は大きく裏切られた
「…凜々花?」
笑顔やった
何で、笑ってんの?
呆れて笑ってる??
「ゲームセット
よく出来ました」
「え?」
「私は信じてましたよ
先輩」
「信じて…た?」
「出てきていいですよー!」
「なになに?…え」
扉が空いて
その後には彩と愛菜がいた
「なんでっ!!」
「私が呼んだんですよ
美優紀先輩に呼ばれた後に
まぁ私が話してる間に
怒った愛菜先輩が
出てこないか心配でしたけど」
「…いったいどういう」
「こうでもしないと
乗り越えれないでしょ?」
「え?」
「兄弟間の恋愛なんて
言ったとおり楽なものじゃない
よっぽどの覚悟と思いが必要やって
だから試させてもらいました」
「え!?じゃあ
彩を好きなんは…」
「もちろん人としては
好きで尊敬してます
でも恋愛対象ではありません」
「う、そ…」
「えぇ」
笑顔で言う凜々花を
3人は口を開けて見る
すると凜々花は
真剣な顔になった
「彩先輩
次は気持ち言う番です
美優紀先輩はここまで
私に嫌われる覚悟で話した
それに応えてください」
「…俺は」
「大丈夫
私は言いました
美優紀先輩にも彩先輩にも
味方やって
2人なら大丈夫…信じてください」
「凜々花…」
「ふぅ、愛菜先輩
行きますよ」
「凜々花!」
「ん?」
「ご、ごめんなさいっ
私、凜々花のこと
疑ったっていうか
頼りすぎてた
結局凜々花のおかげで…」
「乗り越えたのは
先輩でしょ?
私は壁を作っただけ
それを乗り越えれたのは
美優紀先輩
ポール=ジェラルディは言いました
理解し合うためには
お互い少し似てなければいけない
しかし愛し合うためには
少しばかり違ってなければならない
これって二人にぴったりです。
兄弟やから
頑固なとことか
相手を思う気持ちはよく似てる
それは2人の強み」
「凜々花…」
「凜々花…ごめん!」
「愛菜先輩」
「俺、最低や
凜々花のこと傷つけた
疑って
最初から凜々花は
2人のことを誰よりも…」
「傷ついたりしませんでした
愛菜先輩がこうなるのも
予想してたし
暴走して彩先輩に火をつけようとして
不発するのも」
「げっ…
やっぱり恐ろしいやつやな」
「フフフッ」
「そんなに心が分かるなら
恋愛とか余裕やろうな」
「いえ、自分のことになると」
「え?好きなやつおるん!?」
「…企業秘密です」
「え、ちょっとおいっ」
「おつかれさまでーす」
「凜々花ぁ!」