
「なぁ彩ちゃん」
「ん?」
「なんでまおきゅんなん?」
「へ?」
突然みるきーが
真剣な顔で聞いてきた
「何やねん急に」
「別にまおきゅん否定するわけちゃうよ
でも何でなんかなーって」
「んー」
ガチャッ
「あー!彩さんっ」
「おはよ三田」
「あー今日もカッコイイ!
ヤバイです!
あ、この前言ってた漫画です!
献上いたします」
「さんきゅー!」
「あ!百花さんが呼んでるぅー」
「やっぱり
なぁ、なんでなん」
「何がぁ」
見たかった漫画を読もうとしたのに
みるきーに取り上げられた
「何やねん」
「だってさ
まおきゅんは彩ちゃん
大好きなん分かるけど
彩ちゃんはどうなんよ
付き合ってるんやろ?」
「まぁそうやけど」
「全く恋人に見えへんし
ただの先輩後輩?」
「そーかな?」
「はぁ心配やなぁ
元カノとしては」
「そりゃどーも
はよ漫画返して」
「…はぁもういい」
やっと返された漫画
読み始めようとしたら
今度はあーぽんが来た
「さや姉」
「なに?」
「まおきゅん泣いてた」
「えっ!?」
突然過ぎて驚いた
あーぽんを見ると
ニヤニヤしてた
「なに」
「泣いてへんよ
正確には
泣きそう」
「なんで?」
「そりゃ元カノといちゃついてるの
誰やって見たくないやろ」
「いちゃついてへんし」
「ふーん
でもなんか分かった」
「え?」
「まおきゅん泣いてるって言うた時
さや姉めっちゃ焦ってた」
「…別に」
「照れんでええのに」
「三田は?どこ」
「会いたくなったー?
フフフッ向こうのベンチで
百花とヲタトーク」
「三田」
「あれ?彩さん」
「来て」
「え、ちょっ
何この美味しい展開ー」
「どーしたんですか?」
「ニヤニヤするな」
「いや、だって
彩さんから
私を求めるなんて…」
「言い方に問題がある…」
「嬉しいからいいんですよ」
「はぁ…
あのさ分かってること
やからいっとくけど
みる、美優紀とは
もう別れてるし
お互い気持ちはないから」
「…」
「だから、その
不安に思うことなんか…」
「っ…っ…」
「ちょ!何で泣くねん!」
「だっでぇ
ざやがざんが、やざじぐでぇ…」
「何言うてるか分からん…」
落ち着かせるように
抱きしめると
キツイくらいに抱きついてくる
泣き顔は可愛いとは
ちょっと言われへん
「彩さぁん…」
「あーはいはい」
みるきー
安心してや
何で三田かっていうのは
それはもちろん
三田が好きやからやで