(凜々くん付き合って)
「ぼ、僕は
ごめんなさいっ!!!」
告白してくれることは嬉しいけど
でも僕は怖いんや
女の子は笑顔で悪口を言う
何を思ってるか分からない
僕のことだって面白がって
そうに決まってる
昔からいじめられやすかったし
「はぁ…」
コロコロ
「ボール?あ」
(お兄ちゃん取って!)
「ほらっ」
(ありがと!
よし、それ!…あれ?)
(へたくそー!
あれー?)
子供たちはリフティングしようとする
全然うまくいかないみたい
「貸してみて
それっ…ほいほい」
(うわぁ!お兄ちゃんすごいっ)
(教えて教えて!)
「ええよ」
子供たちに教えてたら
公園のチャイムが鳴って
子供たちは帰っていった
「可愛いなぁ…
あ、タオルが…」
「はいどうぞ」
「え?…うわっ!!!」
「ご、ごめんっ」
驚きすぎて
腰を抜かしてしまった
あの人や
上西恵さん
「大丈夫?ほら立てる?」
「だ、大丈夫ですから///」
「驚かす気なかってん
通りかかったら
凜々くんの声聞こえて
楽しそうやったから
見学しちゃった」
「そう、ですか」
「うんカッコよかった」
「カッコイイ?僕が?」
はじめて言われた
ずっと可愛いやったから
だから顔に熱が集中する
「うん」
「そんなこと…」
「カッコよかったで
あ、そう言えば
この本返すな?」
「読んだんですか…?」
「うん
でもちょっと難しかった」
「そうですか」
「次はもう少し優しいヤツ
貸してほしいなぁ」
「…」
「凜々くん?」
「あなたは…女神様ですか?」
「へ?女神?」
「はい!女神様です」
「そんな偉い人ちゃうけど…」
「あの!よかったら
ぼ、僕と…僕と」
「ん?」
「日曜日
と、と、図書館に!
行きませんかっ!///」
「え?
ごめん」
やってしまった
当たり前や
せっかくの休みに
僕なんかと、しかも図書館
あー…百先輩に慰めて
もらわへんと…
「ですよね…
すいません調子乗りました
僕、帰り…」
「あ、勘違いしてるっ!」
「え?」
「日曜日部活が一日やねん
だから行かれへんから
ごめんって」
「あ、そうなんですか
すいません…なんか」
「…じゃあ
土曜日は?
午前中学校やけど
午後なら空いてるけど」
「僕も空いてます」
「じゃあその日がデートな」
「で、デート!?」
「うんっ
楽しみやね」
「あの!上西さん」
「ん?」
「あの…その…楽しみです」
「うん、私もっ」