「彩様…?」

「アホ、護衛もつけずに」

「申し訳ありません…」

「はぁ…と言っても
朱里様に無理やり連れて行かれたんやろ
何か用あったんか?」

「…それは」

「まぁいい
とりあえず来い」

「はい」


彩様に連れられて
彩様の部屋まで来た

「…すみませんでした
せっかくのお見合いの…」

「手を出せ…怪我してるやろ」

「なんで…」

「分かるに決まってるやろ
何年おると思ってんねん」

「そうですね…」

「…できた」

「ありがとう…ございます」

「…行くな」

「え…うわっ///
さ、彩様っ…何を」

「…止まらなかったんや」

「え?」

「お前が泣いてるの見て
許されへんかった
それからは…悪かった」

「なんで…ですか?
彩様はいつもいつも…」

「悪い…」

ギューッ

「…彩、くん」

「美優紀…ごめん
お前の気持ち分かってた
でも知らんふりしてた…
国のためやって
でも考えたんや
俺、美優紀がおらんの嫌やから
好きなんや…美優紀」

「やっ、と言ってくれた…
遅いバカ」

「ごめん…
ごめんな?」

「お見合いなんか行って欲しくなかった
私だけ見て欲しかった
…私は彩君しか見てないのに
彩くんは他の人見てる
それが耐えられんかった…」

「ごめん
でもお見合いしてても
何してても
俺が考えてるのは美優紀やった…」

「ホンマに?」

彩くんは微笑んで
私の頬をなでる

「美優紀の目に
俺が映ってるのが幸せや」

「彩くんの目に映ってる?」

覗きこむと
そのまま彩くんの唇が当たった
何度も何度も重ねられる

「美優紀…やべぇ///」

「…え、キャッ///」

ドサッ

「今まで我慢してたから
自制効かへん…
美優紀、ええ?」

「…うん///」