「デートって…誰とやねん」
「気になりますか」
「ッ!?…相変わらず
お前は突然現れるな」
「先輩が私を求めた時に
現れるんです」
「そーか
なぁ、姉ちゃんの好きな人って」
「それは教えませんよ」
「やんな…」
「フフフッ先輩可愛いっすね」
「やめろ俺は悩んでるねん」
「素直になったらどーっすか?」
「は?」
「望みがないって思うなら
いっそのこと」
「…んー」
「そろそろ抑えられなくなってきたでしょ」
「お前には何でもお見通しか?」
「さぁ?」
コンコンッ
「彩…あ、りりぽん」
「お邪魔してました
私はそろそろ帰ります」
バタンッ
「…」
「姉ちゃん?」
「彩の好きな人ってりりぽん?」
「え?なんで…」
「一緒にいるのよく見るし
今やって、私があんまり見たことない
表情見せてた…
叶わへんって、りりぽんが男の子に
興味無いからってこと?」
「姉ちゃんそれはちゃうって
凜々花は後輩や
俺の好きな人は…」
「うん…」
ガチャッ
「お兄ちゃんお腹空いたー!」
「美瑠…あぁわかった
待ってて」
「はーい」
ガチャッ
タイミングいいんか悪いんか
よく分からへんな
「ご飯にし…」
ドサッ
「姉…ちゃん?」
「…私は」
姉ちゃんに押し倒された
綺麗な目で見つめられて
長い髪から甘い匂い
「…ごめん何にもない
何やろ、彩が遠く感じちゃったんかな
大人になるって辛いかな…」
姉ちゃんは切なく
笑って
部屋を出ていった