「彩」
「どうなさいました?」
「アイツは?」
「俺ならここや」
「あー、あのさぁ」
「なぁ朱里」
「ん?」
「そろそろ名前呼んでくれへんか?」
「へ?」
「いつまでもアイツやコイツじゃ
周りのやつにもなめられるし
何より俺が嫌や」
「あぁ…うん、そーやな」
「…嫌ならいい」
「あ、ちょっと…はぁ」
「朱里様
今回はさすがに朱里…」
「分かってる
向こうはちゃんと
女じゃなくて朱里って言うてくれてるし
それやのに私だけって…」
「でも陛下も変わったんですよ」
「何が?」
「名前呼ばれるの
嫌っていたのに
今じゃ呼んでくれなんて」
「名前呼ばれるの嫌い?」
「まぁそれは…
大切な人が残した
たった一つのものですから」
「あ…」
「たかが名前かもしれませんが
陛下にとって大切なものです
その大切なものを朱里様に
呼んでほしいんですよ」
「…子供」
「そうですね
私もたまに忘れそうになります
陛下はまだ子供だと
無理して大人を装ってる
でも朱里様の前では…
子供でいたいのかもしれません」
「子供でいたい…か」
「朱里様も素直になれば
いいのになーと
思いますよ?」
「分かった」
ガチャッ
「なぁ」
「ん?夕飯ならいい
忙しいんや」
「あ、そう…」
「…」
「…」
「…何の用?」
「いや…その」
「ふぅ…」
アイツは立ち上がると
私の前まで来て
顔を覗いてきた
「どーした?彩にいじめられたか?」
「ちゃうよ…」
「辛いことがあるのか?」
「ちゃう…」
「…悪い
前に美優紀に言われた
全てを分かろうとするのは
苦しめることにもなるって
何かあるんやな
でも今は聞かんとく
また、話してくれ
今日は早く寝…」
「恵っ…」
「え…」
「これからは
恵って呼ぶから
恵の大切なものを
私も大切にするから」
「あ、かり…」
「じゃ、じゃあそれだけ!」
「おいっ」
「え…ンッ///」
「ありがとう…」
「彩様、コーヒー…」
「えぇ…はい
分かってます
はい、楽しみです
ではまた土曜に
はい…
ふぅ」
「…コーヒー置いてますね」
「あ、美優紀か
悪いなありがとう」
「隣国の方ですか?」
「あぁ、姫と食事会らしい
悪いが土曜に抜ける
陛下を頼んだ」
「はい…」
「美優紀?」
「彩様は…」
「ん?」
「いえ、何もありません…
おやすみなさい」
「美優紀!」
「はい…え」
「この花好きやったやろ?
匂いが好きやって
さっき花売が来てな
疲れてるみたいやし
部屋にでも飾っとくといい
おやすみ」
コツコツコツ…
「…バカ」
「どうなさいました?」
「アイツは?」
「俺ならここや」
「あー、あのさぁ」
「なぁ朱里」
「ん?」
「そろそろ名前呼んでくれへんか?」
「へ?」
「いつまでもアイツやコイツじゃ
周りのやつにもなめられるし
何より俺が嫌や」
「あぁ…うん、そーやな」
「…嫌ならいい」
「あ、ちょっと…はぁ」
「朱里様
今回はさすがに朱里…」
「分かってる
向こうはちゃんと
女じゃなくて朱里って言うてくれてるし
それやのに私だけって…」
「でも陛下も変わったんですよ」
「何が?」
「名前呼ばれるの
嫌っていたのに
今じゃ呼んでくれなんて」
「名前呼ばれるの嫌い?」
「まぁそれは…
大切な人が残した
たった一つのものですから」
「あ…」
「たかが名前かもしれませんが
陛下にとって大切なものです
その大切なものを朱里様に
呼んでほしいんですよ」
「…子供」
「そうですね
私もたまに忘れそうになります
陛下はまだ子供だと
無理して大人を装ってる
でも朱里様の前では…
子供でいたいのかもしれません」
「子供でいたい…か」
「朱里様も素直になれば
いいのになーと
思いますよ?」
「分かった」
ガチャッ
「なぁ」
「ん?夕飯ならいい
忙しいんや」
「あ、そう…」
「…」
「…」
「…何の用?」
「いや…その」
「ふぅ…」
アイツは立ち上がると
私の前まで来て
顔を覗いてきた
「どーした?彩にいじめられたか?」
「ちゃうよ…」
「辛いことがあるのか?」
「ちゃう…」
「…悪い
前に美優紀に言われた
全てを分かろうとするのは
苦しめることにもなるって
何かあるんやな
でも今は聞かんとく
また、話してくれ
今日は早く寝…」
「恵っ…」
「え…」
「これからは
恵って呼ぶから
恵の大切なものを
私も大切にするから」
「あ、かり…」
「じゃ、じゃあそれだけ!」
「おいっ」
「え…ンッ///」
「ありがとう…」
「彩様、コーヒー…」
「えぇ…はい
分かってます
はい、楽しみです
ではまた土曜に
はい…
ふぅ」
「…コーヒー置いてますね」
「あ、美優紀か
悪いなありがとう」
「隣国の方ですか?」
「あぁ、姫と食事会らしい
悪いが土曜に抜ける
陛下を頼んだ」
「はい…」
「美優紀?」
「彩様は…」
「ん?」
「いえ、何もありません…
おやすみなさい」
「美優紀!」
「はい…え」
「この花好きやったやろ?
匂いが好きやって
さっき花売が来てな
疲れてるみたいやし
部屋にでも飾っとくといい
おやすみ」
コツコツコツ…
「…バカ」