「ただいまー」
「あ、お兄ちゃんおかえりー」
「おぉ美瑠早いなぁ」
「今日は部活も
短かったから」
「そっか、今からご飯作るから」
「美瑠も手伝う」
「ありがとうな」
ガチャッ
「ただいまー」
「あ、お姉ちゃん
おかえりー」
「ご飯作ってんの?
私も手伝う」
「ええよ姉ちゃんは
いっつも失敗するもん
迷惑やわー」
「美瑠ひどいー
そんなことないやんなぁ
彩」
「…ノーコメント
姉ちゃんはお風呂入ってきて」
「もぉ彩まで
はーいはいってきまーす」
「…ふぅ」
「お兄ちゃんってホンマに
お姉ちゃんにあまいよなぁ」
「そう?美瑠に対してが
いちばん優しくしてるで」
「美瑠にも優しいけど
お姉ちゃんは特別って感じ
なんか彼女扱うみたいな?」
「は、はぁ?
なんやそれ」
「うん、それが一番合ってる
彼女に対してみたいな?
お兄ちゃん彼女できて
お姉ちゃんとおるとこみたら
きっと嫉妬するで」
「せぇへんやろ
姉ちゃんやで
家族やで…ありえへんやろ…」
「まぁーそうやけど」
「…」
「お兄ちゃん?」
「いやなんもない
これ味付けとって
俺、部屋に用事あるねん」
バタンッ
「自分で言うて落ち込むって
なんやねん…ホンマに」
いつからこんな気持ちが
芽生えたのか
それは物ごころついたころ
親が離婚して
父親のほうに姉ちゃんはついていった
海外やから
会うことはできひんくて
俺は心の支えがなくなってた
そんな俺に姉ちゃんは
毎日手紙を書いてくれた
そして中学の時帰ってきた姉ちゃん
驚いたんや
あまりにもきれいで
昔は可愛かった
でも今は大人で…遠くの存在やった
その時に胸が痛くなって
気づいたんや
姉ちゃんが好きやって
「ホンマにありえへんやんな」
ガチャッ
「彩ぁ」
「ね、えちゃっ///
ふ、服を着ろ!」
「着てるやんか」
「それは下着や!」
「もぉ…照れてんの?
彩も男なんやなぁ」
「うっさいわ…要件は?」
「あ、体操服
ちゃんと洗濯機入れたから
ありがとうね?」
「ええよ
次からは忘れんとってや」
「うんっ
彩がいてよかったー
あ、ご飯食べようや
美瑠が出来たっていうてたで」
「あー今行く」