「彩ぁーここさぁ」

「んー?」

(あぁ上西くん!)
(山本くんもおるー!)
((キャーーーーッ!!))

「お、おぉ」

「おい彩落ち着け」

「苦手やねん…何とかしてくれ」

「あーはいはい
女の子たちーっ
休み時間終わるまで
向こうで遊ばへん?」

(はーいっ!!)

「しんど…ありえへんわ」

(あ、先輩や)
(やっぱ可愛いよなぁ)

「ん?あ…」

「あー彩いたっ
体操服貸してー忘れちゃって」

「机の上に置いといたやんか」

「えーホンマにー?
気づかへんかった」

「はぁ…これ使ってええよ
俺ジャージあるし
それで体育うけるから」

「ありがとー!
彩大好きっ!」

ギューッ…チュッ

(やばっ)
(ええなぁ)
(先輩帰国子女やもんなぁ)
(キスなんて挨拶やねんな)

「あぁ!やめんかっ///
早く行かへんと遅れるやろ!」

「あ、ホンマや
菜々ちゃん待たせてた
じゃあ彩ありがとーね」

「おぅ…ふぅ」




「へい!彩パスっ」

「上西っ!
よっしゃ!!」

シュッ!!!

(カッコイイー!)
(キャー!!)

「はーいギャラリーは
もう少し後ろねー」

「さんきゅ朱里」

「ええよこれくらいせんと
練習の邪魔されるっていうか
あの猿が調子乗るから」

「あぁ上西な…
まぁほっとこ

よっしゃ!
3分休憩!!」

((ウッス!!))

水道に行って
頭から水をかける

「はぁー気持ちいい!」

(やべぇエロくね?)
(ホンマに最高)

「ん?…あ」

男子の大群の先には
女子テニス部
その中心には姉ちゃんがいた

(いやぁアイドルやわ)
(告ろっかな)
(お前には無理やってぇ)

こういう会話イライラする
そんな目で姉ちゃん見るなよ
もう一度姉ちゃんに目をやると
こっちを見てて
笑って手を振ってくれた
なんか恥ずかしくて
軽く手を挙げてグラウンドに戻った

「朱里、次シュート練で」

「おっけー
あれ?どうしたん?
顔赤いけど」

「熱くてな
ちょっと頑張りすぎたわ」

「気をつけてやぁ…キャッ///
ちょっと恵!!」

「相変わらず真面目な顔して
話すなぁ二人とも」

「アンタの頬が緩みすぎやねん
てかもたれかからんとって」

「朱里ちょうどええねんもーん」

「この猿」

「はぁ?」

「ケンカすんなって
ほら、練習再開や!」