次の日渡辺は目を覚ました
「ここ…」
「病院や…なんとか助かったで」
「そっか…
先輩、助けてくれたの
夢、ちゃうかったんや」
「あぁ」
「私…アホやなぁ
先輩、妬かせようとして
食事行こうとしたのに
騙されて…
結局先輩に迷惑を…
あ、顔ケガしてます…」
そう言って
ほほを触ろうとする手を掴んだ
「妬いたで
イラついた
行くなって思った」
「先輩…
やっぱりまだ夢見てる…」
「ちゃう」
俺は渡辺の背中を
起き上がらせて
そのまま抱きしめた
渡辺は力が入らないみたいで
俺に寄りかかる
「先輩の…匂い、する」
「現実やからな」
「…怪我したら
優しくなってくれるんですか?」
「いつやって優しいわ」
「優しくないよ…先輩」
「これからは優しくする…」
「せんぱ…ンッ」
「良かった無事で…」
「先輩おかしいですよ…
なんでキスするん?
夢から覚める…」
「夢じゃないから
渡辺ごめん
傷つけてばっかりで
今度こそ約束
させてくれへんか?
俺が守るって
渡辺を守ったる」
「先輩…ちゃんといって…
一番言ってほしいこと
言うてくれへん」
「…」
「何回も言うてくれるんでしょ?」
「っ覚えてたんか///」
「うん覚えてた…」
「…好きや美優紀」
「うん」
「美優紀が好きや」
「うん」
「大好きや…」
「うん」
「美優紀が好きなんや」
「もっと…」
「欲張りなやつやな…」
「だって…
怖いやもん…」
「…」
チュッ…
おでこにキスをすると
驚いた顔でこっちをみた
「大丈夫
今回のことで
分かったんや
俺は美優紀がおらへんと
もうアカンねん
どっかでいつも考えてる
感情とかなかったのに
美優紀とあって
昔よりずっと感情が生まれた」
「先輩…」
「ごめんな…傷
増やしちゃって…」
「責任…とってや?」
「え?」
「ちゃんとお嫁さんにして
私のこともらって」
「お、おい
付き合ってすぐに
プロポーズか…」
「だって言うとかへんと
どうせ言うてくれへんもん…」
「うっ…言うわちゃんと///」
「何年後?あー何十年後?」
「お前なぁ…」
「私、早くママになりたい」
「ママッ!?///」
「うん」
「話飛びすぎやろ
あのなぁお前はずっと…ンッ」
「だって嬉しいねんもんっ」
「お、おぉ」
「期待してるで?
彩っ」
「…はいはい///
俺、仕事行くわ
さすがに二人も抜けるのは」
「…また会える?」
「アホか
仕事終わったら来るから」
「どうせ夜中や
私寝てる」
「寝顔見て帰る」
「最悪変態」
「言い過ぎやろが」
「じゃあチュー」
「さっきしたやろ…」
「もーいっかい」
「あのなぁお前は…ンッ」
「はーい
いってらっしゃい」
「…はぁ
あのなぁ…」
「そんなに怒らんで…」
ギュッ
「俺のことちゃんと
男としてみろよ
…一回で足りるわけないやろ」
「え…///」
「ストーーーーップ!
病み上がりの患者様に
何してらっしゃるんですか?」
「菜々っ!お前いつから…」
「みるきーの
じゃあチュー
あたりから」
「うわ…最悪」
「もぉ早く出て行って
今から回診なんでね」
「あーはいはい
わかりましたよ」
「彩っ…」
「ん?」
「あの…」
「…ちゃんと定時に終わってくるから
起きとけよ」
「…っうん!」