「ん…あぁ」
目を覚ますと
朱里が目の前にいた
そうやこいつが傍におるって
久しぶりによく寝た気がした
「…朱里」
「んーハンバー…グー」
「なんやそれ」
コンコン
「陛下、起きられたのですか」
「美優紀
悪いな突然」
「いえ、ここのところ
働きっぱなしで
ろくに休まれてませんでしたから
当然といえば当然です
申し訳ありません」
「美優紀が謝ることなんか
ないやろ…」
「…本当は優しいんだから
それをいろんな人に
出せばいいのでは?」
「アホか…
もう仕事にもど…」
「今日はおやすみください
陛下の仕事は彩様が」
「今度は彩が倒れるな」
「大丈夫です
私が見張っておきますよ」
「それは安心や」
「フフフッ」
「美優紀は…彩のこと
ええんか?」
「いいもなにも…」
「あいつ隣国のやつと
結婚するんやで」
「仕方ありません
それも我が国の
ますますの繁栄のため
彩様は国に貢献なさるのです
相手の方もたいそうお綺麗らしいですよ」
「俺が止めてやろう
それくらいなら簡単に」
「おやめください
そんなことをされても
私は何もできません」
「美優紀…」
「陛下は最近
よく優しい顔をされます
朱里様に出会って
昔のような感情が生まれたのでしょう
私はそれで充分です
陛下は朱里様をどうか幸せに」
「なぁ美優紀は本当に」
「…あ、仕事が残っていました
失礼します」
「…」
「んぅ…アレ?ここは」
「目を覚ましたか」
「あ…なんや
起きてたんや」
「あぁ少しは楽になった
抱き枕としては上出来や」
「ほかに言うことないわけ?」
「ありがとう」
「っ…なによ急に」
「楽になった
美優紀はいいといったが
やっぱり仕事に戻る
じゃあな」
バタンッ
「びっくりした…
急に笑うんやから…
はぁ///」