美優紀は四年生になった
成長ってあっという間やなぁ…

「しゃーか起きて
朝やで」

「ん…美優紀
おはよ」

「うん、美優
飼育委員やから
もう学校行くな?」

「あ、あぁ
あ!送っていこか?」

「ええよ
しゃーか起きたばっかやし
用意もあるやろ?」

「いや、でも心配やし」

「大丈夫!
いってきまーす」

「あ、車に気を付けるんやで!
知らん人に…」

「分かってる
心配性やなぁ」

「あ、あぁ…」

バタンッ

「んーホンマに
成長は早いんやなぁ
四年生やのに
あんなにしっかりしちゃって
でも、しっかりしてるけど
しゃーかって呼ぶのは可愛いなぁ」

「なーに一人で喋ってんねん」

「うぉぉ!岸野か
なんやねんな」

「いや表情緩みすぎてて
クールビューティー
山本彩はどうしたんですか?」

「それは仕事やろ」

「ま、実際はただの
ド変態ロリコン野郎やもんな」

「うっせ!」

「でも、まぁみるきーすごいやんな」

「なにが」

「昔から頭よかったけど
前の全国テスト?
あれも上位やったんやろ?」

「上位っていうか
一位や」

「うへぇ…すごいなぁそれは
どうすんの?
中学受験さすん?」

「美優紀がどう思ってるんか
分からへんし
あいつ何がしたいとか
言わへんからな」
てか、最近甘えてこーへんからさ
それは成長したからなんかな?」

「聞いたらええやん」

「あー」





「なぁ美優紀」

「なに?」

「あのさ、最近
我慢してることない?」

「我慢?」

「うん…」

「…ないよ」

「…」

「言ったら…困らすから」

「…美優紀
なんや?言ってや」

「…しゃーか」

「ん?」

「好きな人…できたんやろ?」

「は…?」

「だってテレビで言ってたで!!」

「え?あぁー」

最近ちょっとスキャンダルがあった
でもそれはでっち上げで
それも報道されたけど

「あれ、ホンマのことちゃうで
だって仕事終わったら
すぐに帰ってきてるやろ?」

「でも…」

「美優紀…?」

「…ホンマに?」

「うんホンマに」

「…はぁ」

「どうしてん」

「アホしゃーか」

「なんでやっ!」

「美優のこと
忘れられたらどうしよって
思ったの!
だから慣れとこうと思って」

「…美優紀」

「うぅ…」

「アホやなぁ
ほらおいで」

「ええねん慣れるから」

「美優紀っ
ほらぎゅーしたくない?」

「…したくない」

「嘘ついたらぁ…こわーいテレビ見せるで?」

ドタドタッ…ギュー

「よいしょっ…
したかったんやろ?」

「うっさい…」

「反抗期やなぁ
柊みたいや」

「柊ちゃんよりマシです」

「そーやった
あいつは昔から
クソガキや」

「なぁしゃーか」

「ん?」

「私、受験せぇへんよ」

「え?」

「だって興味ないもん」

「なんでや?
頭いいなら上に行ったらええやん」

「美優が頑張るのは…
しゃーかに褒めてほしいからやもん」

「え…」

「前のテスト
頑張ったで?」

「褒めてなかったか?
ごめんな?
ええ子やなぁ美優紀」

「しゃーか…んー」

「お、おぉ…///
えーっと、それは…」

「んー!」

「あ、はい」

「ンッ…ヘヘッ
あ、美優宿題してくる
しゃーかブログ更新しとかへんと
また里香ちゃんに怒られるで」

「あ、あぁうん


あいつのキス癖
なおさへんとなぁ…」