「だぁ疲れた…」

明日で日本に帰れる
今日は朝から取材やら
収録やら撮影やら
しんどかった…
なにより

「美優紀ぃ…」

寝るときに隣にいない
小さな塊
それがすごいメンタルにくる

「私って1人好きやったやんな?
なんでこんなに…はぁ
電話してみるか」

「もしもしねーちゃん?」

「あぁ彩ー?
お疲れ様
どしたん?」

「いやぁまぁそっちは
どーかなぁって」

「あぁみるきーな?
変わるわ」

「い、いや別に私はっ…」

「もしもししゃーか?」

「あ、美優紀
どうや?」

「どう?うん元気」

「そっかそっか
その寂しくないか?」

「…全然」

「うっ…そ、そうか
明日帰るから待っててなー」

「うん気をつけてねぇ」


ドスッ…

「はぁ美優紀の方が
よっぽど強い…ってか?
あー…やばいわ」






「だぁぁぁー!帰ってきたぁ!!」

「彩!声おっきいってば!
楽しかったやろ?」

「そりゃ楽しかったけど…」

「みるきーか…はぁ
行ってこれば?
明日の仕事よろしくー」

「へいへい」

ピンポーン
「姉ちゃんさんきゅ
これお土産」

「おかえり
みるきーなら奥で寝てる
どーする?彩泊まる?」

「ええわ
連れて帰る」

「フフフッ今日はみるきー
よく寝れるな?」

「え?」

「電話では言わんかったけど
みるきーもだいぶ寂しそうやったで
特に寝るときは
寝られへんって言うてたし」

「そっか…フフフッ」

「心配かけたくなかったみたいやで
みるきー的には彩が売れるの
複雑みたいやわ
どんどん離れていきそうやねんて」

「美優紀…」

「でもな
みるきー彩のDVD見て
ずーっと笑ってた
ホンマに好きやねんな彩のこと」

「そっか…」

「元気でた?
明らかに落ち込んでますーって
感じやったし
強がるのもみるきーの優しさやで」

「また無理させてるんかな?」

「…そんなことない
ほら早く抱っこしたれば?」

「え?」

姉ちゃんの視線の先を見れば
美優紀が目をこすりながらこっちを
見ていた

「美優紀…ただい…うぉっ」

ギューーーッ

「しゃーか…しゃーかや
おかえり…しゃーか」

「美優紀…ただいま
ええ子やってんな
よく出来ました」

「しゃーかもよく出来ました」

「ありがと…よいしょっ
お家帰ろっか」

「うん帰る」

「姉ちゃんじゃあ
ありがとう」

「いいえ
みるきーまたね」

「菜々ちゃんばいばい」

帰りはタクシーを拾って
乗り込む
美優紀を降ろそうとしたけど
離れない

「美優紀?」

「昨日と今日の分
抱っこなの…」

「そっか…」

背中をトントンしてやると
すぐに寝息が聞こえた

「やっぱり私の天使や…美優紀」



次は3年後