久しぶりにゆっくり寝れた
目を覚ますとなんか
あたたかくて
先輩の夢見れたからかな

「起きなきゃ…え
なんで…」

ベットの隣には
先輩が寝ていた
私の頭は先輩の腕を枕にしていて
どういうこと?
まだ夢見てるん?
夢でもいいや先輩がいるなら

私はもう一度寝転んで
先輩の近くにすり寄った

「いい匂い…先輩」

ゆっくり顔を近づけると
先輩の目が開いた

「キスしようとしたやろ」

「ダメでした?」

「当たり前寝込み襲うとか
ド変態やな」

「ひどいー
てか先輩なんで…」

「お前が腕離さへんから
おかげで筋肉痛やわ」

「あ、すいません
私熱で全然覚えてなくて…」

「気にすんな
てか謝られるとなんも言われへんし」

「いや…ホンマに」

「はぁ…じゃあさ
一個質問に答えて」

「なんですか?」

「お前に何があったんや」

いつか聞かれると思ってた
先輩は真剣な顔でこっちをみるから
私は決意した




私が小さいころ
お母さんと歩いていたら
突然男に抱きかかえられ
誘拐された
追いかけたお母さんは刺された
古い倉庫みたいなんに連れ込まれ
犯されたんや
早く助けてほしい
こんなやつ捕まえて…
肉体的にも精神的にも限界
こんなに苦しいならいっそのこと…
なんて考える始末
そのとき

(おい!おとなしくしろ)

(くるな!こいつ殺すぞ)

早く助かりたいその思いで
私は犯人の腕を噛み
そして逃げようとした時

ブシュッ!!!

「ッ!?」

犯人が反対の手で私の背中を切った
思わず足が止まった
そのときお巡りさんが
発砲たぶん肩を狙った
でも手が震えていて犯人の心臓へ
打たれた犯人はそのまま前に倒れ
私の上に倒れて
目を見開いている
背中には自分の血と犯人の血
あの気持ちは忘れられない

そこからしばらく保護を受けた
でも何も感じない
あの犯人が憎い
でもいないんだ
死んだから
恨む相手がいない
じゃあどうしたらええん?
どうやって生きたら?
あのお巡りさんは褒められてた
でも許されへん
なんで勝手に殺した
なんでや…憎しみが募る
そんなときであったのは南さん

「なぁ…アメリカで訓練を受けへんか?
君の願いが叶う」

私はその言葉を信じ
渡米した
そしてたくさんの訓練を受けたんや
すべては確保のため
生きた確保
射殺なんか絶対にしない
そう…決めたんや