頭が回らへん
今、渡辺にキスされてる?
今まで頬とかにはあったし
似たようなことも
でも唇にキスは初めてで…

「ンッ…先輩どうしよう」

「な、なんやねん」

「ホンマに…好きになったかも」

「は、はぁ?何でそうなるねん」

「先輩は?嫌い?」

「いや、嫌いっていうか…」

「…何言ってるんやろ
あー疲れたまってるんかな
先輩は女の子に興味ないんですよね」

「あ、あぁ」

「行きましょ先輩」

「…そうやな」





ピッピッ…

「上西さん…」

ガラガラ

「吉田さん
もう帰っても大丈夫ですよ
私達が見てますから」

「…目が覚めるまで
いさせてください
私の…せいやから」

「…そんなことない
恵は…あなたを守れたんやから」

「…」

「よく言ってた
彩のこと恨めしく思うことも
よくあるけど
でもそれだけ人を惹きつける何かが
あって…
俺にはないんやって」

「そんなことないっ!
上西さんは遅くまで残って
他の人の仕事して
山本さんが訓練に集中できるように
書類まとめたり
私のことやって
山本さんに冷たくされた時
辛いくせに無理して笑って
アホみたいに…それで、私は…」

「それ…本人に言わへんと」

「私に、そんな資格ないですよ
ずっと上西さんを傷つけて
冷たくして
今さら…好きやって…」

「そんな風に思うなら尚更
伝えへんと
恵のこと好きなら
じゃないと、また同じことの
繰り返しやで…あ、目覚ましたみたい」

菜々さんは頑張れって言って
出ていった

「ん…ん?吉田さん…?」

「…大丈夫ですか?」

「うん、だいぶ体はイテテテッ
へへへ、動くとまだ痛いな」

「…」

「あれ、着替えてないやん
せっかくの服汚しちゃって
弁償させて
今度買い物でも一緒に…
って何言うてるんやろうな」

「…嫌です」

「うん、分かってる」

「…買い物だけじゃ」

「へ…?」

「ご飯も…行きたい」

「え…?」

いつも彼が言ってくれること
いつの間にか楽しみになってた
今度は私がアナタにこの気持ちを…

「…デートしてください
私なんかでよければ」

「う、嘘やろ…?
山本じゃないで?
俺、そんなん言われたらアホやから
調子乗って朱里ちゃんのこと
本気で…」

「本気になってくださいよ
じゃないと不公平や…
私だけ上…恵さんに本気なのは…///」

「あ、かりちゃん…///」

ギューーーーッ

「バカ…ホンマに心配したんやから」

「ごめん…」

「ありがと守ってくれて
…カッコよかった///」

「あ、朱里ちゃんっ
あの…キスしていい…」

「フフフッ
まだアカンっ
私着替えてくる~」

「えぇぇ…そんなん
ひど…」

チュッ

「今はこれで…我慢ね///」

ガラガラ


「あ、あかん
可愛すぎた…」