「いらっしゃ…あ、珍しい」

「…おぅ」

「彩も来るなんて
これはサービスせんとなぁ」

「敦子さん俺にもー!」

「まーちゅんはいつもしてるやろ」

「チェー」

「あ、美優紀ちゃん
今日の主役やね」

「はい敦子さん」

「あれー?なんで
みるきーとも知り合い?」

「それは…」

「まぁええやろ
今日は歓迎会や
ぱーっといこう」

「そうですねボス」




「敦子さーん結婚してください」

「えーどうしよっかなぁ」

「おい敦子っ!何言うてるんや」

「なに?南嫉妬してんのー?」

「ハハッボス真っ赤ですよー」

「うるさい恵!」


「ふぅ…」

「なに一人で飲んでるんですか?
てかノンアルちゃうし」

「バイクは押して帰る
そう遠くないし」

「えーじゃあどうしよっかなぁ」

「あ?」

「私先輩に送ってもらう気満々やったのに
終電なくなっちゃったなぁ」

「はぁ?
敦子さんに泊めて…」

「だめですよ
ボス泊まるみたいやし」

「上西と小笠原家近いで」

「んーそうしよっかなぁ」

「おう」

「先輩は泊めてくれないんですか?」

「断る
お前を泊めたらどんなものも
盗まれそうや」

「さすがにプライバシー守りますよ
お金やってとらへんし」

「どうだかな」

「ひどいなぁ先輩」

「結構や」

「泊めてくださいよ」

「無理」

「…なんでもしますよ?
な、ん、で、もっ」

「俺は落ちひん」

「ふーんまぁいいや
先輩飲みましょうよ
せっかくやし」

「言われなくても…ンンッ!!!
プハァッ!殺す気か!!」

「いい飲みっぷり!」

「お前はとことん
無茶苦茶や」

「フフフッ」





ジリリリリリッ

「朝…頭痛いなぁ」

体を動かそうと思ったら
やわらかい何かをつかんだ

「ん?…うぉぁ!!!!」

「んっ…」

「な、な、んで」

目の前には
一糸纏わない渡辺が眠っていた