茉由は私の2つ下の弟
小さい頃からずっと一緒で
泣き虫で甘えん坊な弟が
私は大好きやった
家族4人
いつも仲良くて
楽しくて…
でもある日
父と母が私たちを置いて
出かけた時に事故にあって
死んでしまった
幼い兄弟2人取り残された
茉由は泣き続けた
私は茉由を支えるため泣かなかった
どれだけ悲しくても
茉由を支え続けた
年が経ち
高校生になった私達
もちろん同じ高校やった
その時からお互い
雰囲気が変わっていた
私は3年生で大人しくて
よくいじめられていた
茉由は逆で
クラスの中心人物
皆が茉由について行くような子やった
そんなある日
(調子のんな!)
(お前のことみんな嫌いや)
私はいつものように
いじめられてた
そこに
「やめろ!美優紀を
いじめんな!!!」
年上の男子相手に
飛びかかる茉由
ボコボコにされた
でも最後まで向かって
結果は茉由が勝った
「茉由!茉由…血が」
「大丈夫やで…」
「無理なことせんとって!
もし、茉由もいなくなったら
私は…」
「アホやな…
こんな泣き虫な姉を
置いていけるわけないやろ?
美優紀のこと一人にせえへん
そばにおるよ」
「茉由っ…」
そして
高校を卒業し大学へ
大学は医学部にいった
事故で親をなくしてから
誰かを救いたくて
医者になるのを決めた
そして何とか卒業
それも茉由が
私の代わりに家事をして
支えてくれたおかげやった
「茉由!見て
私、難波病院に働ける!」
「すごいやん美優紀!」
「茉由のおかげやで」
「ちゃうよ
美優紀が頑張ったんや」
「茉由…」
「頑張れ美優紀
俺は一番に応援してる
自慢の姉ちゃんやから」
茉由の支えは大きかった
就職して悩んだのは
患者さんとの付き合い
たくさんの人を救いたい
その一心で毎日のようにオペに入り
スキルも磨いた
そして患者さんと
たくさん話して
先生たちとの人間関係も保つために
仲良くした
ピンチの時に助けてくれるから
「みるきー頑張りすぎちゃう?」
「愛菜
ううん大丈夫
早くいい医者になって
茉由のこと安心させたいねんっ」
「ふーん」
「愛菜も頑張らへんと
医局長なりたいんやろ?」
「まぁな」
「お互いライバルや!
いろんな意味で」
「負けへんで?」
「望むところや!」
そこから3年
私は外科のチーフになった
「美優紀」
「ん?どうしたん茉由」
「これ、給料さ
初めてもらったから
美優紀に」
「え?自分のものを…」
「美優紀にあげたかったんや」
「…ありがとう
わぁ…万年筆?」
「そうチーフやから
色々書かへんとアカンのかなって
俺も美優紀みたいに
頑張ってみんな引っ張れるような人になる!」
「茉由ならなれるで」
「ありがと」
「体には気をつけるんやで?
昔から無理して…」
「美優紀に言われたくない
でもーもし怪我しても
病気しても
美優紀がおるやろ?
期待してますよ?チーフ」
「なにそれっ
任しときなさい」
冗談で笑いあったはずやった
その2日後
夜中に来た救急搬送
そのストレッチャーに乗っていたのは
紛れもなく茉由やった
小さい頃からずっと一緒で
泣き虫で甘えん坊な弟が
私は大好きやった
家族4人
いつも仲良くて
楽しくて…
でもある日
父と母が私たちを置いて
出かけた時に事故にあって
死んでしまった
幼い兄弟2人取り残された
茉由は泣き続けた
私は茉由を支えるため泣かなかった
どれだけ悲しくても
茉由を支え続けた
年が経ち
高校生になった私達
もちろん同じ高校やった
その時からお互い
雰囲気が変わっていた
私は3年生で大人しくて
よくいじめられていた
茉由は逆で
クラスの中心人物
皆が茉由について行くような子やった
そんなある日
(調子のんな!)
(お前のことみんな嫌いや)
私はいつものように
いじめられてた
そこに
「やめろ!美優紀を
いじめんな!!!」
年上の男子相手に
飛びかかる茉由
ボコボコにされた
でも最後まで向かって
結果は茉由が勝った
「茉由!茉由…血が」
「大丈夫やで…」
「無理なことせんとって!
もし、茉由もいなくなったら
私は…」
「アホやな…
こんな泣き虫な姉を
置いていけるわけないやろ?
美優紀のこと一人にせえへん
そばにおるよ」
「茉由っ…」
そして
高校を卒業し大学へ
大学は医学部にいった
事故で親をなくしてから
誰かを救いたくて
医者になるのを決めた
そして何とか卒業
それも茉由が
私の代わりに家事をして
支えてくれたおかげやった
「茉由!見て
私、難波病院に働ける!」
「すごいやん美優紀!」
「茉由のおかげやで」
「ちゃうよ
美優紀が頑張ったんや」
「茉由…」
「頑張れ美優紀
俺は一番に応援してる
自慢の姉ちゃんやから」
茉由の支えは大きかった
就職して悩んだのは
患者さんとの付き合い
たくさんの人を救いたい
その一心で毎日のようにオペに入り
スキルも磨いた
そして患者さんと
たくさん話して
先生たちとの人間関係も保つために
仲良くした
ピンチの時に助けてくれるから
「みるきー頑張りすぎちゃう?」
「愛菜
ううん大丈夫
早くいい医者になって
茉由のこと安心させたいねんっ」
「ふーん」
「愛菜も頑張らへんと
医局長なりたいんやろ?」
「まぁな」
「お互いライバルや!
いろんな意味で」
「負けへんで?」
「望むところや!」
そこから3年
私は外科のチーフになった
「美優紀」
「ん?どうしたん茉由」
「これ、給料さ
初めてもらったから
美優紀に」
「え?自分のものを…」
「美優紀にあげたかったんや」
「…ありがとう
わぁ…万年筆?」
「そうチーフやから
色々書かへんとアカンのかなって
俺も美優紀みたいに
頑張ってみんな引っ張れるような人になる!」
「茉由ならなれるで」
「ありがと」
「体には気をつけるんやで?
昔から無理して…」
「美優紀に言われたくない
でもーもし怪我しても
病気しても
美優紀がおるやろ?
期待してますよ?チーフ」
「なにそれっ
任しときなさい」
冗談で笑いあったはずやった
その2日後
夜中に来た救急搬送
そのストレッチャーに乗っていたのは
紛れもなく茉由やった