「んぅ…」
「あほかお前はホンマに」
楓子はお風呂につかりすぎて
のぼせてしまったらしい
男子で風呂に行った後
女子を待って行くことになったが
待つのがめんどくさくて
先に部屋に戻った
そしたら楓子を背負った優紀がやってきた
「悪かったな」
「いえ…ごはんどうする?」
「後でコンビニ行くわ
今みたいテレビあるし
部屋出たくないから」
「素直になればええのに」
「はぁ?」
「じゃあ素直にさせたろか?」
「あ?」
優紀は俺の耳元で囁いた
「ふぅちゃんって
ええからだしてるんやな?」
「はぁッ!?///」
「着替えさせたからね
あんなとことここんな
と…グッ!!!」
「てめぇ…」
「ほら素直になれるやん
でも、百が悪いんやろ?
普通なら彼女が出てくるの待つで?
心配やもん
けど君は置いていった
過信してるねん
ふぅちゃんは絶対離れないって
そんなことあるはずないのに」
「…チッ」
「好きって言える距離にいるねん
言わなきゃ損やで」
「…」
「言えない距離に行ったら無理やから」
「優紀?」
「とにかく知らないよー?
じゃあね」
バタンッ
布団に行くと
真っ赤な顔した楓子がいた
大きく胸元が開いた浴衣
(ええ体してるんやな)
「ふざけんなよマジ…」
「ん…百さん?
あれ何で私」
「優紀に運ばれたんや
ったくのぼせるまで浸かるな」
「すいません
気持ちよくてつい
ご飯行きそびれましたよね
今ならまだ間に合います
私が留守番してますから
行ってきてください」
「お、じゃあ行って…」
(過信してるねん)
「過信…」
「百さん?」
「ええわ別に」
「私のことなら大丈夫ですから」
「…」
「ほら百さん」
そう言って起き上がると
ますます胸元が広がる
その時に胸元に赤い跡があった
まさか優紀がっ!あいつ!!
俺は急いで楓子を押し倒した
「百さ…ンッ!?」
感情のままにキスをする
ふざけんな
山本がおるくせに
こいつは俺のやで
勝手に…
「百さん…苦しっ」
「うっせぇ」
「百さん…百さんっ
っ…」
「あ…」
楓子は泣きだした
「ごめんなさい
私なにかしましたか?
百さんを怒らせるようなこと」
泣きながら謝る楓子
ちゃう悪くない
俺が勝手に…
楓子に触ろうとすると
身構えられた
そうやんな俺怖がらしてるよな
俺はできるだけ優しい顔をして
両手を広げると
ゆっくりと楓子が入ってきた
「わりぃ
お前は悪くない
全部俺のせいや」
「違います
百さんが怒らせた私が…」
「優紀に腹立ったんや」
「優紀に?」
「アイツがその
お前の裸ええみたいなん言うから」
「裸?何でですか?
私優紀に見せてないですけど」
「あ?ほら
お前倒れたから
優紀が着替えさせたって…」
「着替えさせてくれたのは
朱里たちです
第一女風呂に優紀が入ってきたら
おかしいでしょ?」
「っ…クソッ!!あいつ!!
あ、じゃあその胸のキスマークは!」
「キスマーク?
違いますよ
これは蚊にかまれたんです!」
「…うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ちょっと!百さん!」
「うわ、ない
はずっ…アホみたいやん
ダサすぎかっこわる」
「…嬉しかったですよ?」
「あ?」
「百さんも
私のこと好きやったんですね」
「…は?」
笑顔でそういうこいつに腹立った
「当たり前のこと言うな
好きちゃうかったら
お前みたいなくそ真面目即おさらばや」
「そうですよね…」
「あぁ…もぉ!
お前は全く理解せんなぁ」
「えぇ?」
「…お前が好きや
この短時間が今までで一番キレたわ」
「百…さん」
「あーもぉむかつく」
楓子をもう一度押し倒す
そして浴衣の帯を外した
「百さん…?」
「先に誰かにつけられるのなんか
ごめんやからな
だから俺が数えられんくらいつけたるねん」
「前に聞きました
キスマークは愛の印やって
百さんからの愛なら体中にほしいです」
「お前そんなくさいセリフいって
恥ずかしくないん?」
「え?」
「もぉええわ」
「なんですかぁー!」