朱里がまさか
あの大ファンのKEIと
仲良くなって
しかも告白されたって聞いたとき
だいぶ驚いた
まぁ友達としてまずはって
感じらしいけど
たぶん付き合うやろ?
今やってブツブツ文句言いながらも
返信楽しそうにしてるやん

「いいなぁ幸せそうで」

「そんなことないって
それやったらみるきーの方が
幸せやろ?
可愛いし毎日告白されてるし!
彼氏さんもおるやろ?」

「まぁ」

「そっちの方がうらやましいけどなー」

朱里は子供みたいに笑った
朱里はなんも分かってへん
初めて会った時からそうやった
自分の感情に正直で
最初はアホちゃう?とか思ったけど
話して過ごしているうちに
大好きになった
朱里は私の方が幸せやとか
うらやましいとか言うてくれるけど
告白だって好きな人にされるわけちゃう
知らん人からされるし
振るのやって
気分良くはない

「朱里の方がうらやましいよ
私は…」

昔からクールと呼ばれて
あまり感情が出ないタイプ
だから人付き合いも難しい

(はぁ?帰る?なんで)

「気分のらへん」

(意味わからんし調子のんな)

「触らんとって
男のくせに女々しい」

(はぁ!?こいつ
来いっ!!!)

「痛いっ離して!!」

(来い!!!)

私の父は気が弱くて
母にいっつも色々言われて
それが苦になり出てった
そんなの目の当たりにし
付き合うなら男らしい人って決めてる
でも、あわへんのかなぁ
こいつ何するんかな
別にええけど

「やめてください!」

「え…朱里?」

(なんやねんお前!)

「みるきー逃げて!」

「何言ってんの!」

(逃がすわけないやろ
こいつも一緒に)

「キャッ」

(連れて帰ったる)

「朱里は関係ないやろ
離して!」

(はぁー?聞こえへん)

「離せ!!」

(ふーんじゃあ何でもするか?
ホテル行く?)

「分かった行くから」

「みるきー!」

「アホやな
ほっとけばええのに
私は大丈夫やねん」

(行くで)

そう…私は大丈夫