「おはよー朱里」

「みるきーおはよ!
どうしたん?」

「これ、KEIが載ってる雑誌
売ってたから買ってきた」

「ありがと」

ページを開くと特集が組まれてて
KEIを暴く!なんて書かれてて
見てみると昔付き合った人とか
好きなおかずとか
細かい質問がいっぱいやった

Q-KEIさんのお母さんはどんな人?

A-優しい人です
ご飯がおいしくて守ってくれる
母のためにも頑張りたいですね

恵…
こーやって聞かれるたび
どう思ってるん?
今までならKEIのこと知れてよかった
なんてのんきに言うてたけど
でも、今は質問一つ一つ
あなたがどう思って答えてるか
それが気になる
きっとほんとの気持ちを押し殺して
笑顔で答えてるんや

「朱里?」

「ん?」

「なんかおかしくない?
最近変やで?
なぁ…隠し事してるやろ」

「みるきー」

「言われへんことならええけどさ
悩みあるなら言ってや?」

「…悩みって言うか
その…実は」

私はみるきーに
恵に告白されたこととか
過去を聞いたりしたこととか
全部を話した

「そんなことあったんや
言うてや」

「ごめん」

「ええよ」

みるきーは笑ってそう言った



「ほんでなぁ?」

(あの誰かの保護者ですか?)
(芸能人じゃないですか?)

「なんか校門騒がしいな」

「卒業生とかちゃう?」

「あぁ…そういうこ…」

「吉田さん!!!」

「え?あ、山本さん」

女子の大群の中から出てきた山本さん
きっちりしてるスーツも
ぐちゃぐちゃになってた

「どうしたんですか」

「いや恵が
連絡先渡してへんって
私に行こうとしたから
あいつライブのリハとかあるし
抜けられたら困るから
俺が来た」

「あぁごめんなさい
わざわざ…」

「ええよ
あいつのわがまま慣れてるから
あ、お友達?どうも
山本と言いま…っ///」

「山本さん?」

山本さんは突然固まった

「山本さん?
この子は渡辺美優紀ちゃん
あ、前に言ってた
山本さんのファンです」

「やめてぇや
初めまして
朱里の友達の美優紀です」

「や、山本です///
あ、俺仕事あるから
じゃ、じゃ!!」

「え?あ、はーい
変な山本さん」

「うーん」

「もしかしてみるきーに
惚れたとか?」

「ないない」

「分からへんで?」

「あっても私が無理やし」

「え?なんで!?」

「真面目そうやん
なんか大人しい感じもするし
強引な人が好きやから」

「そっかぁ…」

「まぁええやん帰ろ」

「うん!」