「はぁはぁ…」

「KEI…」

「ごめん…遅れて」

「そんなことより
びしょびしょやん」

急いで傘に入れると
KEIは笑った

「やった…会えた
会われへんって思った」

「何してんのよホンマに
風邪ひいたらどうすんの?
アイドルやろ?」

「そうやな
彩に怒られる
でも…朱里信じてくれへんやん」

「え?」

「俺の気持ち」

「だって分からんやんか
朱里の何がいいん?
芸能人なら
綺麗な人いっぱいいるやろ?」

「中身がないから
朱里には中身があったから」

「中身…」

「だから少しは信じて
俺、本気じゃなかったらここまで
濡れたりせぇへん」

「…分かった信じる」

「よかった
…あぁ今日は遊園地無理やな」

「着替えへんと
ホンマに風邪ひくで?」

「そうやな…」

「ん?」

「いや…何にもない
送るから」

「ええって早く帰りや」

「あかん危ない」

「昼やで?」

「それでもや」

「でも、着替えへんと!」

「大丈夫…クシュン」

「ほら…わかった
じゃあ朱里がKEIの家まで行く
着替え終わったら送って」

「ええんか!
あ…やめとこ」

「なに?」

「俺襲うかも」

「正直すぎやねんアホ!
そんなんしたら
一生会わへん+警察やから」

「えぇ…俺、部屋に女入れるときは
抱くときやねんけ…イデッ!!!」

「軽いチャラいサイテー」

「あぁ分かった!
何もせぇへん誓う!」

「よし
じゃあ部屋いこっか」

「おう」