「でぃやぁぁぁあ!」

パリーーン

「うわ…お姉ちゃん凄すぎ
どうしたん?荒れてるやん」

「いや…迷いを切ろうと」

「迷い?あぁ今日のこと」

「ああ」

「優紀さんとデートやもんな」

「ちゃう!」

「そうやんか」

「違うって」

「もぉお姉ちゃんは…
素直にならへんねんから」

「りぃちゃんやって
人のこと言われんやろ?」

「まーちゅんうるさい
てかどっからわき出たん?」

「ひど!一応彼氏なんですけど?」

「そーやっけ?」

「グサッ!!
まぁそれより彩
迷ってもしゃーないやん
女になるって決めたんやし」

「そーやけど」

「おねーちゃん
まさか花火大会
その服で行くん?」

「そーやけど」

「いや…さすがに
ジャージは」

「ピンクやで?」

「色に女の子感任せすぎや(汗)」

「じゃあどうしたら…」

「浴衣やろやっぱり」

「浴衣…ねぇ」

ガラガラ
「こんにちは」

「菜々さん」

「どうも突然ごめんなさい」

「どうしたんですか?」

「実は愛菜くんが
今日の花火大会
彩ちゃんが大丈夫かって心配してて
この花を届けに来たっていうのと
私が女の子にしてあげようと」

「菜々さんが?」

「うん彩ちゃん
綺麗な顔してるし
メイクしたらもっと映えるで」

「でも私は…」

「優紀君驚かせたくない?
ずっとやられっぱなしも嫌やろ?
勝ちたくない?」

「勝つ…?」

「そう勝つ」

「うぉぉぉぉ!よっしゃ
私やります!
そうか勝負やったんや」

「よかったぁ
とりあえずその
瓦割でついた汚れ落としてきて」

「はい!」


「菜々さん彩の扱い
慣れてません?」

「あぁ愛菜君に言われてん
勝ち負けの話出したら彩は釣れるって」

「愛菜…」

「それにしても
彩ちゃんって可愛いなぁ
優紀君が好きになっちゃう理由
分かるわぁ」