順位が発表されてから
校内は大騒ぎやった
あの山本彩が一位
大学を受けれるどころか
難関校受験もできる
そして彩は有名私立大学に受験
そして…
なんと受かってしまった

(いやぁ素晴らしい!)
(まさかあの山本が)
(これも山田先生の指導の結果で)

「違います!
私じゃなくて
渡辺…」

(オホンッ…)

「あ…」

(いやぁよかった
卒業式も明日
早いですなぁ)

「えぇ」






「みるきーのおかげやのに!」

「まぁまぁ菜々さん」

「校長先生も
山本くんとのこと
なかったことにしすぎや!
気持ちを消すなんか無理やのに!」

「あんまり怒らんとってや
可愛い顔台無しやで
ほらコーヒー」

「愛菜は優しすぎるねん
腹たたへんの?」

「まぁ多少はね
そんなことより」

「ん?」

「俺、明日卒業式やで?」

「うん」

「なんで帰らへんの?」

「えー?一緒に帰って
今日は私の家お泊りちゃう?」

「あのねぇ…」

「それに卒業生代表なんか
緊張するやろ?」

「全然」

「なんでよー!」

「そんなんに比べ物に
ならんくらいのこと
菜々さんに言う時が来るんやから」

「っ///」

「真っ赤な菜々さんも可愛い」

「うるさいー
ほら帰ろ?」

「そうやね」





「あー屋上しまってるかなぁー
携帯忘れるとかないわぁ」

ガチャ

「あ…」

「よ」

「さや…山本くん」

「これ先生の携帯やろ」

「うん忘れちゃって」

「アホやな」

「うるさいなぁ
生徒は早く下校しなさい」

「言われんでもするわ
あ、そうや
大学俺決まったから」

「知ってる学校中の生徒が
あのヤンキーが
大学行ったて」

「ひどい言われよう」

「おめでと
楽しんでな」

「あぁさんきゅ…」

そう言って出ていこうとする彩
その背中があの日とかぶる

「彩っ!」

「あ?」

「…」

「なに?」

「ううん…
卒業おめでと」

「は?明日に言えよ」

「そう…やね」

「おうじゃあな」

バタンッ

「言えなかったな…」

さよなら…彩